千葉中央バス
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高速路線
鴨川線(カピーナ号)
- 《日東交通と共同運行》
カピーナ号は、千葉と鴨川の間を館山自動車道、久留里線沿線を経由して結ぶ高速バス路線である。日東交通、鴨川日東バスとの共同運行により1999年に開業した。千葉 - 鴨川間ではJR外房線よりも所要時間が短く、往復乗車券を利用した場合には運賃も安くなることから、開業以来高い利用率を維持している。沿線には、鴨川シーワールドや東京ドイツ村などのレジャー施設もあり、一部の便が乗り入れる。
羽田線
- 大網駅 - 土気駅 - (千葉外房有料道路経由・誉田駅非経由) - 鎌取駅 - 大宮台 - 羽田空港
- 大網駅 - 土気駅 - 誉田駅 - 鎌取駅 - 大宮台 - 羽田空港
- 《東京空港交通と共同運行》
2001年2月9日運行開始[17]。JR外房線・大網 - 鎌取駅および大宮台と羽田空港を東京湾アクアライン経由で結ぶ空港連絡バス。東京空港交通と共同運行。羽田空港では、空港行きが旅客ターミナルを第1→第2→第3の順、大網行きは第3→第2→第1の順に回る。
利用者の増加に伴い、開業翌年の2002年と2007年10月の2度にわたり増便が行われ、2007年10月16日改正では新たに鎌取駅経由・大宮台発着便が新設された。
大網駅発着便の停車停留所は、大宮台(大宮市民の森折返場、一部非経由)、鎌取駅北口、誉田駅、土気駅南口、大網駅で、一部の便は千葉外房有料道路(誉田区間)を経由し誉田駅に停車しない。
車両は三菱ふそう製を使用する。開業当初は観光バス車両の格下げ仕様であったが、君津線(千葉駅 - 東京湾フェリー)廃止後は同線で使われていたエアロバスを使用するようになった。近年は日野・セレガトイレ付きを新車で導入、羽田空港線と共通運用している。エアロバス初期車は化粧室が付いていないため、乗客のリクエストにより市原SAで休憩を取ることもある。東京空港交通では三菱ふそうまたは日産ディーゼル製の直結クーラー・トイレ付き車両を充当している。
京都線
- 鎌取駅 - 鎌取IC - 千葉駅 - 海浜幕張駅 - TDR - 西船橋駅 - 東京スカイツリー(2013年4月19日から5月15日まで千葉方面のみ) - 浅草雷門(千葉方面のみ) - 京成上野駅 ⇔ 大津駅 - 山科駅 - 三条京阪 - 京都駅八条口
もとは京成バスが運行していた路線を、2010年7月15日発便より継承したもの。千葉中央バスの路線では唯一、首都圏外のエリアに向けて運行している路線でもある。
1989年10月20日の開業以来、京阪バスと京成電鉄(当時)の共同運行で開業し、京阪バスの高速バスの愛称「きょうと号」のまま案内されていた。2006年1月10日より京阪バスが撤退し京成バスの単独運行となるが、京都側の運行支援業務は京阪バス洛南営業所が撤退後も引き続き行う。
京成バスの単独運行になるとともに「きょうと号」の愛称を廃止し、車両のグレードも3列シートから4列シートに変更して値下げした。さらに2009年5月11日より毎日運行を取りやめ運行日を限定するようになったが、京成から千葉中央バスへの移管に伴い毎日運行に戻っている。2013年4月19日にダイヤ改正が行われルートが一部変更され、鎌取駅・千葉駅を発着するようになった代わりに千葉中央駅への乗り入れが廃止された。
2013年11月15日の鎌取駅出発便から、新型車両を導入して再び4列シートから3列シートに変更し、あわせて運賃も改定した。新型車両導入後は利用者数は堅調であり、年末年始・盆など繁忙期には増便も運行される。増便は従前の使用車である4列シート車が充当され、運賃も割安の設定となっていたが、2015年5月のゴールデンウィークからは京成バスから移籍した3列シート車が充当されるようになり、運賃も定期便と同額設定となった[18]。
鎌取インターチェンジ停留所前には千葉中央バス本社(旧:鎌取車庫)があり、京都線利用者のためにパークアンドライド用の駐車場が用意されている。2019年5月15日、三条京阪-京都駅八条口間に四条烏丸停留所を新設した[19]。
- ^ a b 千葉中央バス株式会社 第92期決算公告
- ^ コミュニティバス 千葉中央バス公式サイト
- ^ a b いすみ市デマンド交通 千葉中央バス公式サイト
- ^ 千葉県経営者協会会報410号 p.6
- ^ 千葉県史 千葉県公式サイト
- ^ 中学校社会科資料『伸びゆく千葉市』千葉市教育委員会より
- ^ 店舗案内 リブレ京成公式サイト
- ^ “千葉中央バス・ちばフラワーバス「スマホ共通定期券」(千葉駅~坂月橋間)サービス開始について”. 千葉中央バス株式会社 (2023年3月9日). 2023年8月22日閲覧。
- ^ “千葉中央バス”. WebArchive. 2008年1月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年10月31日閲覧。
- ^ a b “2023.10.1大幅減便を行う路線バス系統について”. 千葉中央バス (2003年9月7日). 2023年9月7日閲覧。
- ^ “平成30年7月21日(土)ダイヤ改正について”. 千葉中央バス株式会社 (2018年7月9日). 2023年8月22日閲覧。
- ^ 3月17日・18日・21日・24日、7月13日~15日、8月13日~15日、9月22日~24日
- ^ “平成27年8月1日(土)ダイヤ改正のお知らせ”. 千葉中央バス. 2016年4月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月22日閲覧。
- ^ a b “路線廃止について(千葉中線・平山線)”. 千葉中央バス株式会社. 2023年8月22日閲覧。
- ^ “運休系統廃止について”. 千葉中央バス株式会社 (2023年7月31日). 2023年8月22日閲覧。
- ^ “大網白里市増穂地区コミュニティバス運行開始について”. 千葉中央バス株式会社 (2021年3月31日). 2023年8月22日閲覧。
- ^ “大網 - 羽田間高速バス運行”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2001年2月1日)
- ^ 千葉・「東京ディズニーリゾート®」・上野~京都線増便のお知らせ 千葉中央バス公式サイト、2015年4月1日
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- ^ 大宮団地~市立青葉病院~千葉大学病院運行開始のお知らせ! 2013年8月26日 公式ウェブページ閲覧
- ^ 矢作線(大宮団地~千葉大学病院)運行終了のお知らせ 2014年8月26日 公式ウェブページ閲覧
- ^ 千葉都心地区循環バス等運行支援事業
- ^ 【お知らせ】千葉市中心市街地東口エリア循環バスの運行について
- ^ 1日から「C-bus」運行スタート 千葉駅と中心街結ぶ循環バス 人の流れ取り戻せ
- ^ C-bus運休のお知らせ | マチナカ循環バス C-bus(シーバス)
- ^ 千葉駅東口エリア循環バス「C-bus(シーバス)」の運行廃止について(お知らせ) | マチナカ循環バス C-bus(シーバス)
- ^ “C-bus経路変更のお知らせ!”. 千葉中央バス株式会社. 2023年8月22日閲覧。
- ^ “千葉駅東口エリア循環バス「C-bus」廃止のおしらせ”. 千葉中央バス株式会社 (2020年11月10日). 2023年8月22日閲覧。
- ^ “2022年3月12日(土)ダイヤ改正について”. 千葉中央バス株式会社 (2022年2月28日). 2023年8月22日閲覧。
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- ^ “バスナビ.com 新宿土気線「平成28年10月1日(土)からの時刻表」” (PDF). 京王バス・西東京バス (2016年9月7日). 2017年4月21日閲覧。
- ^ 【新宿~土気線】運行便数の変更について(10/1~ 減便運行) 京王バス公式サイト、2016年9月8日
- ^ 新宿駅「降車場所」変更のお知らせ 千葉中央バス公式サイト、2016年4月22日
- ^ “土気~新宿線 一部運行廃止のお知らせ”. 千葉中央バス株式会社 (2019年2月7日). 2023年8月22日閲覧。
- ^ a b “鎌取~新宿線、深夜急行バス 新宿~大網線 運行休止のお知らせ”. 千葉中央バス株式会社 (2020年4月1日). 2023年8月22日閲覧。
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