仲泊遺跡 仲泊遺跡の概要

仲泊遺跡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/29 05:01 UTC 版)

仲泊遺跡入口付近

座標: 北緯26度26分5秒 東経127度47分30秒 / 北緯26.43472度 東経127.79167度 / 26.43472; 127.79167

仲泊遺跡

概要

岩陰を利用した住居跡と貝塚が残り、沖縄先史時代前期(紀元前約1500年前)頃利用されていたものとされる。沖縄県に残る同様の遺跡としては、最大級の規模で保存されている。 同じ場所に、近世に利用されていた「比屋根坂石畳道」も残っている(文部科学省歴史の道)。この「比屋根坂石畳」、第2~5貝塚、第1洞穴の6つの遺跡をあわせたものが仲泊遺跡である[1]

沿革

  • 1954年に第一貝塚を、1959年に第二貝塚を、多和田真淳(たわだしんじゅん)が発見[2]
  • 1973年沖縄開発庁(現内閣府)による国道58号の道路拡張工事の際、当時の沖縄県文化課職員によって、第三貝塚が発見される。道路拡張工事で破壊されそうになったが保存運動が起こり、遺跡が保護されることになった[3][2]
  • 1975年4月7日 - 国の史跡に指定される[3]

  1. ^ 『恩納村文化財調査報告書第3集 仲泊遺跡』沖縄県恩納村教育委員会、1978年3月31日、2頁。 
  2. ^ a b c d 沖縄県教育長文化財課 『みんなの文化財図鑑-史跡・名勝編-』沖縄県教育委員会、2018年3月、p26-27頁。 
  3. ^ a b c 沖縄県教育委員会 『親子でたずねる沖縄の文化財』沖縄出版、1993年8月23日、p66頁。 
  4. ^ 沖縄県教育庁文化課 『沖縄県文化財調査報告書 第2集 仲泊遺跡発掘調査(Ⅰ)』沖縄県教育委員会、1975年3月、19頁。 


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