プローブカード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/09 15:16 UTC 版)
材質
標準
性能
プローブカードの主要メーカー
プローブカードのメーカーは全世界で40社以上存在すると言われているが、米国の市場調査会社 VLSI Research Inc.による[2]と、2011年のプローブカード市場規模はワールドワイドでおよそ$1.17Bで、主要なメーカー上位5社の売り上げは下表の様になっている。
(株)日本マイクロニクス | 日本 | $242M |
FormFactor, Inc. | 米国 | $162M |
日本電子材料(株) | 日本 | $130M |
MicroProbe, Inc. | 米国 | $84M |
TECHNOPROBE | イタリア | $67M |
これに依ると2011年では日本の日本マイクロニクスが、それまで10年間首位だった米国のFormFactor, Inc.を大きく抜いてトップベンダーとなった。また上位3社で業界全体の5割近くの売り上げを占めている事になる。
これら上位3社は何れもアドバンスト型プローブカードを主製品としているメーカーで、メモリLSIやSoCのテストに用いられる多ピンプローブカードの分野で高いシェアを持っている。
参考文献
- ITRS (International Technology Roadmap for Semiconductors) 2001, 2003, 2005, 2007, 2009 Edition
関連項目
- ^ 主に汎用メモリなどで、集積密度が上がり記憶容量(bit数)が倍々ゲームで増加するとこれに比例して検査時間も増加する。工場の単位時間あたりの生産数を減少させないためには(スループットを落とさないためには)、そしてウェーハ検査工程の装置も倍々ゲームで増加させ工場の床面積を際限無く増加させないためには、複数個のLSIチップを1台のテスト装置(テストセル)で同時にテストする必要が生じる。これが同時測定である。
- ^ プローブカードの主要メーカー:VLSI Research Inc. 2012年5月12日付けプレスリリース配布資料「PROBE CARD report」Santa Clara, CA US May 8 . 2012
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