出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/29 04:08 UTC 版)
定義
座標 (x, y, z) を持つ三次元デカルト座標空間 R3 において ∇ は、偏微分作用素を項とするベクトルとして
で与えられる。ただし、 はそれぞれ x, y, z 方向の単位ベクトルである。本項では三次元の場合を主に扱うが、これは n-次元ユークリッド空間 Rn に対しても一般化することができて、直交座標系の座標が (x1, x2, …, xn) とすれば
で与えられる。ただし、 は標準基底とする。
アインシュタインの和の規約に従って
と書くこともできる。
他の座標系での ∇ の表示に関しては円柱および球座標系におけるナブラ(英語版)などを参照。