コンソール
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ビデオゲームにおけるコンソール
ビデオゲーム用のコンピュータの制御卓はビデオゲームコンソール(日本語ではゲーム機)と呼ばれる。一般的にゲーム用のコントローラーではなくコンピュータシステム本体を指すことが多い。
CUIコンソール
いくつかのゲーム[要出典]ではゲーム中にコマンドライン風の画面を呼び出すことができる。チートコードを入力したりするのに使われる。
互換機能と互換機
ゲーム機上でエミュレーションによって他のコンソール(ゲーム機)用のゲームをプレイできるように何らかの互換機能やサービスが提供されている場合がある。主に旧世代機のゲームをプレイできるようにするために提供されるが、メディアの読み込みなどに旧世代機との部分的な後方互換性があり、ハードウェアレベルでのエミュレーションとなっているものもあれば、ハードウェア互換性が一切なく完全にソフトウェアベースのエミュレーションで実装されることもある。CPUやGPUなどシステムアーキテクチャが大きく異なるコンソールのエミュレートには十分に余裕を持ったハードウェア性能が必要とされるため、たとえハードウェア性能の劣る旧世代機であってもエミュレートできないこともある。また、映像が乱れたり正常に動作しなかったりといった不具合が発生することもある。
例えばニンテンドーDSでは一部のゲームボーイアドバンスのゲームカセット(ROMカートリッジ)をそのまま使用してゲームをプレイすることができる。PlayStation 2やPlayStation 3では多くの初代PlayStation用のゲームディスク(CD)をそのまま使用してゲームをプレイすることができる[注釈 1]。Xbox Series X/Sでは初代Xbox・Xbox 360・Xbox Oneのゲームをプレイすることができる[4]。ただし、Xbox 360以前とXbox One以降ではシステムアーキテクチャが大きく異なり、完全なエミュレーションは提供されていないため、オリジナルのゲームプログラムをそのまま走らせるのではなく、エミュレータ専用にコンバートされたゲームプログラムを走らせる形となっている[5]。Wii、ニンテンドー3DS、Wii U向けには、ファミリーコンピュータやスーパーファミコンなどのゲームをダウンロード購入してプレイできるバーチャルコンソールと呼ばれるサービスが展開されていたが、過去のコンソールにおけるオリジナルのゲームプログラムと完全に同じバイナリではなく移植版である。
そのほか、生産が終了して入手しづらくなってしまったレトロハードウェアの代替として、サードパーティによる互換機が発売されているものもあるが、ほとんどはソフトウェアベースのエミュレーションによって実現されており、純正機とチップレベルの完全な互換性があるわけではないため、再現性はエミュレーションの精度に依存する。
注釈
出典
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