キナプリル キナプリルの概要

キナプリル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/26 09:58 UTC 版)

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キナプリル
IUPAC命名法による物質名
臨床データ
販売名 Accupril
Drugs.com monograph
MedlinePlus a692026
胎児危険度分類
  • D
法的規制
  • (Prescription only)
投与方法 Oral
薬物動態データ
血漿タンパク結合97%
半減期2時間
識別
CAS番号
85441-61-8 
ATCコード C09AA06 (WHO)
PubChem CID: 54892
IUPHAR/BPS 6350
DrugBank DB00881 
ChemSpider 49565 
UNII RJ84Y44811 
KEGG D03752  
ChEBI CHEBI:8713 
ChEMBL CHEMBL1592 
化学的データ
化学式C25H30N2O5
分子量438.516 g/mol
物理的データ
融点120 - 130 °C (248 - 266 °F)
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作用機構

キナプリルは、アンジオテンシンIからアンジオテンシンIIへの変換を触媒するアンジオテンシン変換酵素の作用を阻害する。アンジオテンシンIIは強力な血管収縮因子で、様々な機構により血圧を上昇させる。アンジオテンシンの生成を抑えることで、血漿中のアルドステロン濃度が低下し、尿へのナトリウムの排出が増加し、血液中のカリウム濃度が増加する。

治療薬

キナプリルは、高血圧の治療や心不全管理の補助治療に用いられる。単体またはチアジド利尿薬と組み合わせて、高血圧の治療に用いられる。また、利尿薬やジゴキシンとともに心不全の治療に用いられる。


  1. ^ Quinapril Hydrochloride Monograph for Professionals” (英語). Drugs.com. 2020年4月12日閲覧。
  2. ^ コナン錠5mg/コナン錠10mg/コナン錠20mg 添付文書”. www.info.pmda.go.jp. PMDA. 2021年5月26日閲覧。


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