ウルトラスーパーピクチャーズ ウルトラスーパーピクチャーズの概要

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ウルトラスーパーピクチャーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/30 22:38 UTC 版)

株式会社ウルトラスーパーピクチャーズ
ULTRA SUPER PICTURES
本社が入居するDaiwa荻窪タワー
種類 株式会社
略称 USP、ウルピク、ウスピク、ウルトラ
本社所在地 日本
167-0043
東京都杉並区上荻1丁目2番1号
Daiwa荻窪タワー17階
設立 2011年8月8日
業種 情報・通信業
法人番号 1011301017904
事業内容
  • 映像コンテンツ受託事業
  • コンテンツ開発制作事業
  • ライセンス管理事業
代表者 代表取締役 松浦裕暁
資本金 3億8600万円
従業員数 17名(2024年2月1日現在)[1]
主要株主
主要子会社 #傘下企業参照
関係する人物
外部リンク uspi.jp
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概要

3DCGアニメーションの制作を手がけるサンジゲンと2Dアニメーションの制作を手がけるOrdetトリガーライデンフィルム遊技機等の映像制作を行うギャラクシーグラフィックスの5社を統括する持株会社で、2011年8月にグッドスマイルカンパニーマックスファクトリーブシロードニトロプラスピクシブの5社の出資で設立された[2]。代表取締役社長はサンジゲン代表取締役の松浦裕暁が務める[3]。社名の略称は「USP」「ウルピク」「ウスピク」「ウルトラ」など、様々なものがある[4]

2011年春頃、当時『ブラック★ロックシューター』の制作をサンジゲンと共同で進めていたOrdetは、大阪を基盤にしたスタジオであるため東京で仕事をすることに不安を感じていた。一方、松浦自身が経営するサンジゲンもこれからの仕事について考えることがあった。さらに、同作の製作・出資に関わっているグッドスマイルカンパニー社長の安藝貴範も様々なアニメ作品に出資する中で思惑があり、そうした中で安藝は松浦に対し「Ordetと合併してみては」と冗談で話したという。その言葉を聞いた松浦が、制作現場における環境の維持・改善などを目的にOrdetと協力体制を築くことになった。さらに、この企画に各企業が賛同したことにより株式会社ウルトラスーパーピクチャーズが設立された。設立の際、各社の特色を活かすために合併という形にはせずホールディングスの形が執られた[5]

事業内容は関連企業による映像コンテンツの受託・コンテンツ開発制作、コンテンツのライセンス管理[3]

映像コンテンツ受託事業・コンテンツ開発制作事業としては、アニメーション制作会社のサンジゲン、トリガー、Ordet、ライデンフィルムがアニメチームを、ニトロプラスとピクシブがシナリオチームを結成し、世界的な市場も意識したコンテンツを制作していく[2]。また、各スタジオが個性を活かした作品を制作するためのバックアップを行い、作品のプロモーションのほか、2013年に放送されたトリガー制作のテレビアニメ『キルラキル』やサンジゲン制作のテレビアニメ『蒼き鋼のアルペジオ』より本格的に関連会社が関わる製作委員会に出資・参加している。さらに、2014年に公開された『アルモニ』ではアニメーションの制作会社としてウルトラスーパーピクチャーズ名義が使用された。

ライセンス管理事業については、各企業によって制作された作品のライセンスを集中管理することによりシナジー効果を生み出し、これによる投資の回収、新たなコンテンツの制作につなげることを目的としている[3]

沿革

  • 2006年3月3日 - 株式会社サンジゲン設立
  • 2007年8月10日 - 株式会社Ordet設立
  • 2011年
    • 8月8日 - 株式会社ウルトラスーパーピクチャーズ設立、サンジゲンとOrdetが傘下に入る
    • 8月22日 - 株式会社トリガー設立。ウルトラスーパーピクチャーズの傘下に入る。
  • 2012年2月 - 有限会社バーナムスタジオと共同で株式会社ライデンフィルムを設立。ウルトラスーパーピクチャーズの傘下に入る。
  • 2014年10月10日 - サミー株式会社と共同で株式会社ギャラクシーグラフィックスを設立。ウルトラスーパーピクチャーズの傘下に入る。
  • 2015年7月 - TOKYO MXBS11にてグループ制作作品を含む短編アニメ3本を包括する30分のアニメ枠『ULTRA SUPER ANIME TIME』を開始、2016年6月終了。
  • 2017年10月10日 - 株式会社SOLA ENTERTAINMENT、ギャラクシーグラフィックス 、東映アニメーションの共同出資により、フルCGアニメーションなどを制作するスタジオ『株式会社TENH ANIMATION MAGIC』を設立。松浦が取締役副社長を務める[6]
  • 2018年6月1日 - KADOKAWA、サミー、ウルトラスーパーピクチャーズの出資により、デジタル作画と3DCGの映像技術を融合させたハイブリッドデジタルアニメーション制作スタジオ『株式会社ENGI』を共同で設立。松浦が顧問を務める[7]
  • 2019年3月4日 - USPが債権者として申請した元取締役の山本寛の破産申立が受理される。



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