アニメ特区
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アニメ特区 | |
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ジャンル | テレビアニメ |
出演者 | 放送作品一覧参照 |
製作 | |
制作 | 毎日放送(一部作品を除く) |
放送 | |
放送国・地域 | 日本 |
放送枠 | 30分枠の3本立て |
放送分 | 90分 |
アニメ|【MBS】毎日放送 |
ここでは、前身の『月曜アニメ』(げつようアニメ)や、それ以前に火曜未明(月曜深夜)に放送された深夜アニメについても述べる。
概要
2011年4月期の番組改編にて、火曜未明(月曜深夜)に関西ローカルの深夜アニメ番組としてレギュラー枠化。以降は『月曜アニメ』の名称が長らく使用された。
2014年10月期の番組改編にて読売テレビの深夜アニメ枠である『MANPA』との競合を回避する為、水曜未明(火曜深夜)枠へ曜日移動した上で新たに『アニメ特区』の枠名称が導入された[1]。枠レーベル導入後も公式サイトでは『火曜アニメ』(かようアニメ)の名称を使用していたが、2015年3月以降は『アニメ特区』と表記されるようになった。
枠レーベル導入後の放送時間は2019年1月期を除き、原則として2:30 - 4:00[注 1]の3部構成となっている。火曜未明(月曜深夜)枠時代の放送時間は2011年7月期 - 2013年4月期は2:20 - 3:20(2:25 - 3:25)の2部構成、2013年7月期 - 2014年1月期は2:25 - 3:55、および2014年4月期 - 7月期は2:35 - 4:05の3部構成であった。
放送形態は基本的にアニメシャワーを踏襲しており、主にUHFアニメが放送される[注 2]。TBS製作深夜アニメや自社製作深夜アニメは僅かに放送される程度で、近年は再放送のアニメも存在する。また同じMBSの深夜アニメ枠とは異なり、アニメ関連番組がレギュラー放送されているのが特徴である。
2016年4月期 - 2018年1月期・7月期・10月期、2019年4月期 - 2020年10月期はKBS京都・サンテレビから移動する形でKADOKAWA製作関与作品[注 3]が、2017年4月期 - 2018年4月期は『リスアニ!TV 5th Season』の終了に伴いアニプレックス製作関与作品が、2018年7月期 - 2019年1月期・7月期・10月期・2020年7月期 - はバンダイナムコアーツ製作関与作品[注 4]が毎クール1本ずつ放送されるようになった[注 5]。
アニメ特区のロゴは公式サイトや告知CM等にて存在するが、『アニメシャワー』『アニメイズム』『スーパーアニメイズム』『アニメサタデー630』とは異なり、アニメ特区では放送開始時のオープニングやジングルが用意されていない。かつての土6枠や日5枠と同様に放送開始時間と同時にアニメ番組が放送される。但し、過去に『アニメイズム』『スーパーアニメイズム』枠で放送された再放送のアニメについては、番組開始時にその枠のジングルが流れる[注 6]。
歴史
毎日放送の深夜アニメ枠は当初から『アニメシャワー』が存在するが最大でも4本しか放送出来ず、2000年代以降は深夜アニメ市場の拡大に伴って作品本数が増加し、一部のTBSアニメ製作や中部日本放送製作の深夜アニメなどが近畿圏にて放送出来ずに未放送或いはサンテレビなどの独立局にて放送されるなど放送作品を賄うことが困難であった。
その解消策として、2006年10月より本局製作作品については金曜未明(木曜深夜)よりレギュラー放送化。こちらも最大3本に枠拡大したことにより合わせて7本まで賄うことが可能となったが、それでも枠不足を解消するには不十分であった。
さらに2009年4月に局名変更したBS-TBSが日曜未明(土曜深夜)にTBS製作金曜未明(木曜深夜)アニメを放送開始し、『アニメシャワー』と重複してしまうという事態が発生した。
枠不足解消とBS-TBSとのTBS製作深夜アニメの同日放送の回避を目的として、2011年4月より火曜未明(月曜深夜)にも深夜アニメ枠を設置。枠設置当初は1本ないし2本体制の不安定な状況が続いていたが、2012年1月期より2本体制となる。2013年7月期より深夜アニメ枠が3本に拡大して『アニメシャワー』や『アニメイズム』と並ぶ大型深夜アニメ枠を形成していた。その一方で枠拡大により、度々読売テレビの深夜アニメ枠である『MANPA』と競合していた。
元々本局では土曜深夜でかつ視聴率が見込める『アニメシャワー』に優先順位の高い深夜アニメ作品を優先して放送していた為、『MANPA』と比べて注目度の高い作品が少ないという悪条件も重なったことから、競合回避の為に水曜未明(火曜深夜)へ曜日移動した上で新たに『アニメ特区』の枠名称が導入された。
2016年4月期より『リスアニ!TV 5th Season』を第3部にて放送開始したことで、実質的には深夜アニメ2本体制の状態が続いていた。同番組の終了に伴い、2017年4月期より深夜アニメ3本体制に戻った。
2019年1月期より短編アニメ番組を含めた4本体制となり、同年4月期より第2部に短編アニメ2本を放送する番組編成となったが、同年10月期は再び深夜アニメ3本体制に戻り、2020年1月期は第1部に短編アニメ2本を放送する番組編成となった。同年4月期より再び深夜アニメ3本体制に戻っている。
注釈
- ^ 前夜に放送される『火曜ドラマ』(TBS制作)の放送時間拡大等で本枠の放送時間が繰り下がることがある。
- ^ 2021年現在、TOKYO MXで水曜 0:30 - 1:00(火曜深夜)に放送されているKADOKAWA製作関与作品(本枠で放送しない時期あり)以外のほとんどの作品はBS11(作品によってはTOKYO MXと同時ネット)よりも時差ネットの幅が大きくなる傾向にある。
- ^ 基本的に第1部で放送(編成の都合により、第2部で放送された作品あり)。また一部を除き、TOKYO MXで水曜(火曜深夜)に放送されている作品である。2021年1月期に関しては、当枠では無く『アニメシャワー』での放送となった。
- ^ 一部の作品を除き、TOKYO MXで日曜 22:30 - 23:00に放送されている作品である。2019年7月期・10月期、2021年4月期の1本はKADOKAWA製作作品でありながら、音楽制作(ランティス名義)を担当している。2021年4月期は全作品共にバンダイナムコアーツが音楽制作担当となっている。
- ^ クールによっては2本の場合もある。
- ^ ただし、2021年1月期に再放送されている『アルゴナビス from BanG Dream!』では不使用。
- ^ a b c 読売テレビの子会社である読売テレビエンタープライズも製作委員会に参加。
- ^ 全放送作品の製作委員会に参加。作品によっては他局も製作委員会に参加。
- ^ 参加作品は放送順に『月刊少女野崎くん』『緋弾のアリアAA』『NEW GAME!』『ガヴリールドロップアウト』『多田くんは恋をしない』『うちのメイドがウザすぎる!』『私に天使が舞い降りた!』『世話やきキツネの仙狐さん』『ダンベル何キロ持てる?』『恋する小惑星』(本局では『NEW GAME!』以外、全て初放送)となっている。
- ^ 厳密にはブシロードの単独製作であり、本局は放送協力として参加。
出典
- ^ 関西MBS、月曜日のアニメ枠3段が、10月より火曜日にまるごと引っ越し、新たに『アニメ特区』として、スタートします。 - 2014年9月22日、同23日閲覧
- ^ “番組表|MBS”. 2021年12月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年2月12日閲覧。
- ^ “7話以降の放送・配信延期に関するお知らせ”. 「久保さんは僕を許さない」アニメ公式サイト (2023年1月24日). 2023年1月24日閲覧。
- 1 アニメ特区とは
- 2 アニメ特区の概要
- 3 放送中
- 4 番組の移り変わり
- 5 脚注
- アニメ特区のページへのリンク