戯作とは? わかりやすく解説

ぎ‐さく【戯作】

読み方:ぎさく

《「きさく」とも》「げさく(戯作)」に同じ。

八文字屋草紙、其磧(きせき)自笑の—多かる中に」〈浮・妾形気・序〉


げ‐さく【戯作】

読み方:げさく

《「けさく」とも》

戯れ詩文作ること。また、その作品

江戸後期通俗小説類の総称洒落本滑稽本黄表紙合巻(ごうかん)・読本(よみほん)・人情本など。伝統的格式の高い和漢文学に対していう。

[補説] 2については、宝暦明和(1751〜1772)ごろは漢音で「キサク」「ギサク」と読まれていたが、しだいに呉音の「ケサク」「ゲサク」も用いられるようになり、文化・文政(1804〜1830)ごろには呉音読み一般化したとされる


戯作

読み方:ゲサクgesaku), ギサクgisaku

戯れにつくること


戯作

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/29 04:01 UTC 版)

戯作(げさく、ぎさく、けさく、きさく)とは、近世後期、18世紀後半頃から江戸で興った通俗小説などの読み物の総称。戯れに書かれたものの意。明治初期まで書かれた。戯作の著者を戯作者という。




「戯作」の続きの解説一覧

戯作

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/22 16:30 UTC 版)

井上蘭台」の記事における「戯作」の解説

蘭台謹厳な学者だったが、諧謔精神持ち合わせ、その才を戯作に発揮している。玩世教主の名で発表した唐詩笑』と『小説白藤伝』である。ともに金峩道人こと、井上金峨共同書いている。『唐詩笑』は明の李攀竜による唐代詩選集『唐詩選』のパロディ版とも呼べるもので詩編猥雑文章自在に組み入れ笑い演出している。『小説白藤伝』は中国俗語文で書かれており、荻生徂徠太宰春台思わせる人物登場させている。これらに触発され門弟沢田東江も戯作を発表している。

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戯作

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/05 00:13 UTC 版)

ヴィクトル・ダイク」の記事における「戯作」の解説

ウィキメディア・コモンズには、ヴィクトル・ダイク関連するカテゴリあります。 Epizoda, 1906 Posel, 1907 Zmoudření Dona Quijota, 1913 Veliký mág, 1914 Zvěrstva, 1919 Ondřej a drak, 1919 Revoluční trilogie, 1921 Napravený plukovník Švec, 1929 – Rudolf Medekとの共作

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戯作

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/18 19:12 UTC 版)

松浦佐用姫」の記事における「戯作」の解説

石化伝説は、馬琴読本松浦佐用媛石魂録」の題材にもされている。

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戯作

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 02:44 UTC 版)

平賀源内」の記事における「戯作」の解説

根南志具佐』 - 宝暦13年10月刊行。 『根無草後編』 - 明和6年1769年正月刊行。 『風流志道軒伝』 - 宝暦13年11月刊行講釈師深井志道軒主人公したもの。 『風来六部集』 『風来六部集後編

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