erythropoietin

実用日本語表現辞典

エリスロポイエチン

別表記：エリスロポエチン、erythropoietin

体内で赤血球の産生を調節するホルモン。不足すると貧血などを起こす。エリスロポイエチンは遺伝子組み換え技術により人工的に製造可能となっており、慢性腎不全による貧血症などに対する医薬品として用いられる。

（2011年1月21日更新）

デジタル大辞泉

イー‐ピー‐オー【EPO】

読み方：いーぴーおー

《erythropoietin》⇒エリスロポイエチン

エポ【EPO】

読み方：えぽ

《erythropoietin》⇒エリスロポイエチン

エリスロポイエチン【erythropoietin】

読み方：えりすろぽいえちん

《「エリスロポエチン」とも》腎臓で放出される赤血球増多作用のあるホルモン。低酸素状態になると放出される。人工的に合成したものは医薬品として利用する。EPO。

エリスロポエチン【erythropoietin】

読み方：えりすろぽえちん

⇒エリスロポイエチン

生物学用語辞典

エリトロポエチン

同義/類義語：エリスロポエチン
英訳・(英)同義/類義語：EPO , erythropoietin, erythropoietin

ペプチドホルモンの一種で、赤血球の産生を促進させる。

エイズ関連用語集

エリスロポエチン

Erythropoietin, EPO

【概要】 赤血球を増やすホルモン。遺伝子組み換え型エリスロポエチンの商品化したものがエポジンとエスポー。保険適応は人工透析導入前、あるいは施行中の腎性貧血と手術患者の自己血貯血だけで、エイズの貧血は適応外。 　

【効能】骨髄の中の若い細胞に働いて赤血球に成熟させる。エイズでは骨髄細胞へのHIV感染、播種性非定型抗酸菌症、薬剤の副作用、消耗疾患によって貧血が合併しやすい。エリスロポエチンを使えば輸血に頼らないで貧血を改善できる。　

【副作用】 非常に少ない。必要以上に赤血球を増やすと、血液粘度が高まり、高血圧症、血栓塞栓を発生することがある。

《参照》 赤血球、 貧血

PDQ®がん用語辞書

エリスロポエチン

【仮名】えりすろぽえちん
【原文】erythropoietin

腎臓で自然に作られている物質で、骨髄を刺激して赤血球の生産を促す。エリスロポエチンが人工的に合成される場合、エポエチンαもしくはエポエチンβと呼ばれる。