STS-99
名称:STS-99
オービター名称:エンデバー
打ち上げ国名・機関:アメリカ/アメリカ航空宇宙局(NASA)
打ち上げ年月日:2000年2月11日
着陸年月日:2000年2月22日
宇宙飛行士:ケビン・R・クレーゲル/ドミニク・L・P・ゴーリィ/ゲルハルト・P・J・ティエル/ジャネット・L・カバンディ/ジャニス・ボス/毛利衛
飛行時間:269時間38分
STS-99のエンデバーには日本人の毛利衛宇宙飛行士が乗っていました。毛利宇宙飛行士にとっては2回目の宇宙飛行でした。
STS-99エンデバーでは、立体地図を作るために地球表面の観測が行われました。約9日間にわたる観測で集められたデータは、CDにして1万3,500枚ぶんにもなりました。またSTS-99エンデバーでは、各国の学校の生徒たちのための宇宙授業「アースカム」も行われました。これは、地上にいる子どもたちがパソコンを操作してエンデバーに指示を送ると、シャトルに搭載された遠隔操作デジタルカメラが指示された場所を撮影してくれるというものでした。
約11日間の飛行を終え、STS-99エンデバーは無事に地球へ帰還しました。
1.どんな形をして、どのような性能を持っているの
スペースシャトル・エンデバーは、オービター(軌道船)と呼ばれる有人宇宙船(エンデバー)と、それを打ち上げるための固体燃料ブースターロケット2基と、液体燃料を入れてある外部タンクからなっています。全体の長さは56m、高さ23m、重さ2,000tで、オービターだけの長さは37m、高さ17m、重さ85tです。外部タンクは使い捨てですが、オービターとブースターロケットはくりかえし使われます。
2.打ち上げや飛行の順序はどうなっているの?
ブースターロケットの噴射と、外部タンクの液体燃料を使うオービターの噴射で打ち上げます。2分後に、燃料の燃えつきたブースターロケットが切り離され、パラシュートで落下します。8分後、高度250kmから400kmに達したとき外部タンクが切り離され、オービターは軌道修正用エンジンで地球周回軌道に乗ります。オービターが地球に戻るときは、グライダーのように滑空しながら着陸します。
3.宇宙飛行の目的は?
立体地図を作るための地球表面の観測です。
4.宇宙でどんな活動をし、どのような成果をおさめたの?
立体地図作りのため地球表面を観測し、また地上の子どもたちのための宇宙事業「アースカム」を行いました。
※参考文献
「Newton Collection ?U 宇宙開発」竹内 均・監修(教育社)1992年発行
「SPACE ATLAS 宇宙のすべてがわかる本」河島信樹・監修/三品隆司・著(PHP研究所)1995年発行
STS-99
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/05 22:22 UTC 版)
STS-99は、アメリカ合衆国のスペースシャトルのミッションである。
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