AIM-4C/Dとは? わかりやすく解説

AIM-4C/D (GAR-2A/B)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/13 15:16 UTC 版)

AIM-4 (ミサイル)」の記事における「AIM-4C/D (GAR-2A/B)」の解説

初期型ファルコン赤外線誘導型。AIM-4C/Dの前身となったGAR-1Bは、GAR-1と同じ弾体使っていたが、赤外線誘導方式変更された。後にGAR-1BはGAR-2に改名された。 GAR-2(AIM-4B)は、後方からの攻撃限られている熱源追跡ミサイルであったが、ファイア・アンド・フォーゲット能力いわゆる撃ちっぱなし能力があり、一撃離脱ができるという長所があった。GAR-2は、GAR-1よりおよそ40mm(1.5in)長く、7kg(16lb)重かったが、射程同程度だった。後に、より高感度赤外線シーカー持ったGAR-2A(AIM-4C)に生産切り替えられ、GAR-2/2A(AIM-4B/C)の合計で約26,000発の赤外線誘導型のファルコン生産された。 初期型ファルコン最終型は、AIM-4Dと呼ばれることになるGAR-2Bであり、1963年運用開始された。これは戦闘機兵装意図されており、以前のGAR-1/GAR-2で用いられたより軽く、より小型弾体にGAR-4A(AIM-4G)の改良され赤外線シーカー組み込まれた。その後もAIM-4Dの制限解決するための努力続けられ1970年のXAIM-4Hの成果つながった。XAIM-4Hはレーザー近接信管新し弾頭及びより良い機動性持っていたが、運用投入されることなく翌年キャンセルされた。 AIM-4Cは、スイス空軍のためにもHM-58として生産されフランス及びスイスミラージュIIIS使用される一方スウェーデン空軍サーブ 35 ドラケンでもRb 28として使用された。日本航空自衛隊もAIM-4Dを導入しようとしたが、アメリカ輸出許可しなかった。このため日本独自AAM-2開発したが、完成目前アメリカ輸出許可したため、結局AIM-4Dを導入することになった

※この「AIM-4C/D (GAR-2A/B)」の解説は、「AIM-4 (ミサイル)」の解説の一部です。
「AIM-4C/D (GAR-2A/B)」を含む「AIM-4 (ミサイル)」の記事については、「AIM-4 (ミサイル)」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「AIM-4C/D」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「AIM-4C/D」の関連用語

AIM-4C/Dのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



AIM-4C/Dのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、WikipediaのAIM-4 (ミサイル) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS