777-300とは? わかりやすく解説

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777-300 (773)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 08:07 UTC 版)

ボーイング777」の記事における「777-300 (773)」の解説

777-200胴体延長したA需要向けの機材。747-100型機および-200型機の代替として設計された。双発機としては世界最長を誇る旅客機である(73.9m、ちなみに双発機なければ世界最長747-8で76.3m)。 また、777-200との2つ目の大きな違いは、胴体延長したことによるドアの数である。-200片側4個ずつ(合計8個)のドアであるのに対し、-300ドアの数は片側5個ずつ(合計10個)となった。つまり、ドアの数を数えれば、-200と-300識別できる。 その長い胴体長ゆえに、胴体後方下部テールスキッド装備し、GMCS(グランド・マニューバー・カメラ・システム)という新機能が搭載され主脚誘導路からはみ出さないようコックピットから監視できるようになっている最大航続距離は5,955海里 (11,029 km)。ローンチカスタマーキャセイパシフィック航空で、1号機1998年5月21日引き渡された。 エンジン777-200同様に3メーカーから選択可能で、各社が777-300用に新開発した推力増強型ラインナップした。なお、本モデルではGEエンジン選択したエアラインがなかったため、GE90-92/94エンジン搭載した777-300標準型機体存在しない日本では日本航空全日本空輸開発決定直後発注のうえ、1998年より導入し全機国内線運航されている。日本航空全日本空輸とも747SR-100(日本航空は747-100SUD/-300も)の後継機として導入した日本国外航空会社では後述のようにアジア航空会社運用多く中距離または近距離国際線投入されており、新千歳羽田伊丹福岡那覇などの空港頻繁に目にすることができるため日本でも馴染み深い機体である。 有償飛行での世界最多座席供給数は、全日本空輸国内線運航していた525仕様で、これは双発機としても世界最多であった。なお、モノクラスでは550席の配置が可能とされている。2015年現在全日本空輸国内線で514席で、日本航空国内線500仕様というハイデンシティ仕様運航しており、500席を超える双発機運航するのは世界でもこの日本の2社のみである。2014年3月31日をもって全日本空輸B747-400D型機が全機退役したことにともない、翌4月1日より同型機日本国内線有償飛行する最大旅客機となっている。なお、日本航空2015年3月から初期導入され機体退役始まっており、後継機エアバスA350-900、そして全日空場合後継機ボーイング787-10である。全日空機体2019年度以降退役する予定である。 2006年7月引き渡されキャセイパシフィック航空向けの機体機体番号:B-HNQ)を最後に生産終了し以降後述のB777-300ERへと生産移行している。総生産機数60機で、そのうち14機が日本の航空会社導入された(日本航空全日本空輸ともに7機)。777シリーズの中では米国系と欧州エアラインロシアを除く)が唯一導入していないモデルで、日本をはじめとしたアジアエアライン中心に導入されたのが販売上の大きな特徴である。

※この「777-300 (773)」の解説は、「ボーイング777」の解説の一部です。
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