1号機関車
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1号機関車(1ごうきかんしゃ)
- 1 1号機関車とは
- 2 1号機関車の概要
1号機関車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/20 01:22 UTC 版)
島原鉄道の開通にあたっては、鉄道院より蒸気機関車5両と客車の払い下げを受けた。この中には新橋-横浜間の日本最初の鉄道開通に際し輸入された1号機関車(→称号改正により150形と呼称)が含まれており、島原鉄道においても1と付番され客貨輸送に使用された。 昭和になり、鉄道開業時の最初の機関車である同機の保存を求める声が上がり、鉄道省は同機の返還を島原鉄道に打診した。同機はこの時点で既に車齢50年を超えていたが、島原鉄道側は今後も使用するつもりであったため、交渉の結果600形656号機(島鉄では1の番号を引き継ぐ)との交換で合意した。 1930年(昭和5年)6月、創業からこの時も社長を務めていた植木は開業時から長く同社の主力機として苦楽を共にした同機との別れを惜しみ、自ら筆を取り「惜別感無量」と記した銘板を取り付けさせた。同年7月3日、同機は諫早駅にて盛大な式典をもって鉄道省へ引き渡された。 1号機関車はその後交通博物館を経て2007年(平成19年)より埼玉県さいたま市の鉄道博物館に保存展示されており、1997年(平成9年)には国の重要文化財に指定されたが、植木の筆になる「惜別感無量」の銘板は現在も機関車左側面のサイドタンクに取り付けられている。
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