偽とは? わかりやすく解説

ぎ【偽〔僞〕】

読み方:ぎ

常用漢字] [音](呉)(漢) [訓]いつわる にせ

[一]〈ギ〉本物らしく見せてます。いつわる。にせ。「偽作偽証偽善偽造偽名虚偽真偽

[二]〈にせ〉「偽者


ぎ【偽】

読み方:ぎ

いつわり

論理学で、ある命題事実一致しないこと。⇔真。


にせ【偽/×贋】

読み方:にせ

動詞「に(似)せる」の連用形から》本物似せて作ること。本物のように見せかけること。また、そのもの。「—の手紙」「—ダイヤ


読み方:ぎ
【英】false

とは、論理演算用いられる値のひとつで、条件式を満たさなかった場合評価される値のことである。

これに対して条件式満たした値は真と呼ばれる


命題正しくないとき、その命題は偽であるという。(参:真)


命題

( から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/17 03:34 UTC 版)

命題めいだい英語: proposition)とは、論理学において判断を言語で表したもので、真または偽という性質(真理値)をもつもの[1][注釈 1]。また数学で、真偽の判断の対象となる文章または式、定理[2]、問題のこと[3]西周による訳語の一つ[4][5]


注釈

  1. ^ たとえば「雨が降っている」はこのままでは真偽の判断を下せないので命題ではない。場所や時間を特定すれば真偽が判断できるので命題になる[1][リンク切れ]
  2. ^ 説文解字注によれば「命」とは口と令により成り立ち、口も令も発号することであり、「使」すなわち令ないし従と同じ意味とある。「使命」は与えられた発号、あるいはその発号に従うこと。
  3. ^ 偽の命題(真理値が偽の命題)
  4. ^ 真の命題(真理値が真の命題)

出典

  1. ^ 小学館デジタル大辞泉「命題2
  2. ^ 詳しくは数学書における「命題」項目を参照
  3. ^ 小学館デジタル大辞泉「命題3
  4. ^ 山川偉也「西周『致知啓蒙』に見る西洋形式論理学の本邦への導入について(共同研究 : ことばと理論(II))」『総合研究所紀要』第19巻第3号、1994年3月30日、35-46頁、CRID 1050564287545307264ISSN 09187758 
  5. ^ 三省堂・大辞林(第三版)「命題」『②英語propositionの訳語として西周が考案。「百学連環」(1870-71年)にある』
  6. ^ “the conception we associate with the word ‘proposition’ may be something of a jumble of conflicting desiderata,”Lewis, David K.,1986, On the Plurality of Worlds, Oxford: Blackwell. p. 54
  7. ^ "Propositions" McGrath, Matthew and Devin Frank, The Stanford Encyclopedia of Philosophy (Winter 2020 Edition), [2]
  8. ^ 小説神髄(上)文体論。小学館日本国語大辞書「命題」
  9. ^ 精選版日本国語大辞典「命(めい)」③、あるいは小学館デジタル大辞泉「命(めい)」漢字項目2.3.5[3]
  10. ^ 精選版日本語大辞典(小学館)「命題」。なお井上哲次郎有賀長雄ら編「哲学字彙」(1881)では「演題」は「推測式」に改訳されたが「命題」はそのまま取り入れられ、明治20年(1887)以降に一般化したとする。
  11. ^ 堀達之助英和対訳袖珍辞書」改正増補(明治2、出版:蔵田屋清右衛門)P.322、国立国会図書館蔵[4]
  12. ^ 高崎金久『数理論理学入門』「Ⅲ.命題論理の意味論(その1)」1.1.1 命題とは何か[5]
  13. ^ 高崎金久『数理論理学入門』「Ⅲ.命題論理の意味論(その1)」1.1.1 命題とは何か[6]
  14. ^ A. G. Hamilton, Logic for Mathematicians, Cambridge University Press, 1980, ISBN 0521292913
  15. ^ * 伏見康治第I章 数学的補助手段 6節 命題算、集合算 p.50」『確率論及統計論』河出書房、1942年。hdl:10787/00033830https://ismrepo.ism.ac.jp/records/33836。"応用数学第8巻"。  ISBN 9784874720127 2024-01-18閲覧。
  16. ^ 小学館・デジタル大辞泉「定立
  17. ^ 小学館・日本大百科全書「テーゼ」加藤尚武(ニッポニカ)
  18. ^ 高井一「空言舌言 百七十三、至上命題」2009/11/27
  19. ^ 新潮社、大正15年11月5日発行、P.65、この他P.195には「最上の命題」の用例あり。
  20. ^ 神戸大学新聞記事文庫[7]
  21. ^ 第90回衆議院本会議(昭和21年6月24日)中野四郎
  22. ^ 竹山美宏「数学書の読み方」(森北出版、2022.3.8)P.P.7-8



偽(いつわり)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/13 17:53 UTC 版)

隠の王」の記事における「偽(いつわり)」の解説

「傘」のメンバー真の弟。雪見によって銃殺される。

※この「偽(いつわり)」の解説は、「隠の王」の解説の一部です。
「偽(いつわり)」を含む「隠の王」の記事については、「隠の王」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「偽」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

出典:『Wiktionary』 (2021/07/03 05:47 UTC 版)

発音(?)

名詞

  1. (ギ)(論理学命題ではないこと。

熟語


出典:『Wiktionary』 (2021/08/25 11:34 UTC 版)

発音(?)



※ご利用のPCやブラウザにより、漢字が正常に表示されない場合がございます。
Copyright © KANJIDIC2 - the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group(EDRDG), used in conformance with the Group's licence. Copyright © 1991-2010 Unicode, Inc. All rights reserved. Stroke Order Diagrams(SODs) licensed from © Kanji Cafe.

「偽」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「偽」の関連用語

偽のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



偽のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
IT用語辞典バイナリIT用語辞典バイナリ
Copyright © 2005-2024 Weblio 辞書 IT用語辞典バイナリさくいん。 この記事は、IT用語辞典バイナリの記事を利用しております。
数理検定協会数理検定協会
Copyright©2024 数理検定協会 All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの命題 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの隠の王 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの (改訂履歴)、 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
漢字辞典
Copyright © KANJIDIC2 - the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group(EDRDG), used in conformance with the Group's licence.
Copyright © 1991-2010 Unicode, Inc. All rights reserved. Distributed under the Terms of Use in http://www.unicode.org/copyright.html.
Stroke Order Diagrams(SODs) licensed from © Kanji Cafe.
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS