高崎正風とは? わかりやすく解説

たかさき‐まさかぜ【高崎正風】

読み方:たかさきまさかぜ

[1836〜1912]歌人薩摩(さつま)の生まれ桂園(けいえん)派の八田知紀(はったとものり)に師事御歌所所長。著「進講筆記」「埋木廼花(うもれきのはな)」など。


高崎正風 たかさき まさかぜ

高崎正風の肖像 その1
天保7年7月28日明治45年2月28日 (1836~1912)

鹿児島生まれ歌人鹿児島藩高崎温恭長男。父はお由羅騒動といわれる藩の内紛のために切腹正風は流島となるが、のち許され鹿児島戻り以後国事奔走した明治4年(1871)新政府に出仕22年(1889)に宮中顧問官28年(1895)に枢密顧問官歴任また、21年(1888)から45年(1912)まで御歌所長を勤め明治天皇の歌を点した正風聞書き集めた『高崎正風演説筆記』(1901)、『歌ものがたり』(1912)が編纂されている。

キーワード 文学者, 官僚
著作等近代デジタルライブラリー収載
  1. ちごのをしへ / 高崎正風述 十一堂, 明21.4 <YDM10910>
  2. 紀元節歌の解 / 坂正臣記 ; 高崎正風述 青白堂,成堂, 明21.6 <YDM72890>
  3. 和寿礼かた美 / 高崎正風編 吉川半七, 明22.4 <YDM86891>
  4. 天長節歌解 / 高崎正風述 ; 坂正臣吉川半七, 明24.11 <YDM73347>
  5. 難四之可他延 / 三条実美著 ; 高崎正風編 高崎正風, 明26.3 <YDM86379>
  6. 高崎正風大人講話筆記 / 高崎正風述 ; 山本行範中西嘉助, 明30.3 <YDM205241>
  7. 高崎正風演説筆記 / 高崎正風述 ; 遠山稲子三上次郎, 明34.8 <YDM201900>
  8. 歌ものがたり / 高崎正風著 ; 遠山稲子東京社, 明45.5 <YDM85640>

(注:この情報は、国立国会図書館ホームページ内の近代日本人の肖像」の内容を転載しております掲載内容の複製については、国立国会図書館の許諾を得る必要があります。)

高崎正風

読み方たかさき 

歌人鹿児島県生。薩摩藩八田知紀に歌を学ぶ。明治天皇寵遇を受け御歌所所長として御製点し、自らも歌を多く残した男爵枢密顧問官明治45年(1912)歿、77才。

高崎正風

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/12 00:29 UTC 版)

高崎 正風(たかさき まさかぜ、1836年9月8日天保7年7月28日 ) - 1912年明治45年)2月28日は、日本武士薩摩藩士)、官僚政治家作詞家歌人通称左太郎、他に伊勢、左京、豊麿とも。は宝義堂。長男元彦は日露戦争で戦死し、その跡は正光、正人と続く。


注釈

  1. ^ 初名は友子。正風とは10歳違い。弘化3年(1846年8月14日、山田清安の娘・岩子と、婿養子の山田実有の間に生まれる。
  2. ^ へしご。中絶(abortion)。
  3. ^ 1891年アナポリス海軍兵学校へ入学[15]、卒業後日露戦争の旅順攻撃に陸戦重砲隊中隊長として参加し、1904年に36歳で戦死、死後海軍少佐に昇進[16]

出典

  1. ^ a b c d e 北里 1959, p. 761.
  2. ^ a b 北里 1959, p. 67.
  3. ^ 北里 1959, p. 51.
  4. ^ 北里 1959, p. 52.
  5. ^ 北里 1959, p. 65.
  6. ^ a b 北里 1959, p. 69-73.
  7. ^ 北里 1959, p. 76.
  8. ^ a b 北里 1959, p. 78-80.
  9. ^ 北里 1959, p. 82.
  10. ^ a b 北里 1959, p. 84-91.
  11. ^ 北里 1959, p. 114.
  12. ^ 北里 1959, p. 136-139.
  13. ^ 薩摩藩における「へし児」の風習と施策--出水,大隅・垂水地域を中心に - CiNii
  14. ^ 『官報』第1169号、明治20年5月25日。
  15. ^ Annual register of the United States Naval Academy. Annapolis, MdU.S. Government Printing Office 1875
  16. ^ 高崎元彦(読み)たかさき もとひこコトバンク
  17. ^ 芝山孝豊『人事興信録』第8版 [昭和3(1928)年7月]
  18. ^ 『官報』第354号「叙任及辞令」1884年9月1日。
  19. ^ 『官報』第1003号「叙任及辞令」1886年11月1日。
  20. ^ 『官報』第2110号「叙任及辞令」1890年7月12日。
  21. ^ 『官報』第5013号「叙任及辞令」1900年3月22日。
  22. ^ 『官報』第7157号「叙任及辞令」1907年5月11日。
  23. ^ a b 『官報』第8606号「叙任及辞令」1912年2月29日。
  24. ^ 『官報』第527号「賞勲叙任」1885年4月8日。
  25. ^ 『官報』第1027号「叙任」1886年12月1日。
  26. ^ 『官報』第1929号「叙任及辞令」1889年12月2日。
  27. ^ 『官報』第1971号「彙報」1890年1月27日。
  28. ^ 『官報』第3291号「叙任及辞令」1894年6月20日。
  29. ^ 中野文庫 - 旧・勲一等瑞宝章受章者一覧(戦前の部)
  30. ^ 中野文庫 - 旧・勲一等旭日大綬章受章者一覧(戦前の部)
  31. ^ 『官報』第2378号「叙任及辞令」1891年6月5日。
  32. ^ 元帥海軍大将子爵伊東祐亨外四十六名外国勲章受領及佩用ノ件」 アジア歴史資料センター Ref.A10112637600 


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