陰府降下とは? わかりやすく解説

キリストの地獄への降下

(陰府降下 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/17 05:19 UTC 版)

キリストの地獄への降下[2](キリストのじごくへのこうか、ギリシア語: Κάθοδος του Χριστού στον Άδη, ラテン語: Descensus Christi ad Inferos, 英語: Descent into Hell, ドイツ語: Höllenfahrt Christi, ロシア語: Сошествие Христа в ад)とは、キリストが死後地下にある死者達の国(地獄、黄泉、陰府)を訪れたとキリスト教において信じられている事柄[3][4][5][6]


  1. ^ 府主教ダニイル主代郁夫『2009年 復活大祭』正教時報 2009年4月号、7頁
  2. ^ 記事名表記出典:ゴンサレス、鈴木, p107
  3. ^ a b c d e f g h "Orthodox Study Bible" p1687
  4. ^ a b c d 聖書思想事典, p850
  5. ^ a b c d e f キリスト教大事典, p326
  6. ^ 松木, p426
  7. ^ a b c d e ゴンサレス、鈴木, p107 - p108
  8. ^ a b "Orthodox Study Bible" p1605
  9. ^ 久松, p157
  10. ^ a b ダニイル, p3 - p5
  11. ^ 大主教イラリオン キリストは地獄の勝利者 東方教会の伝統にみる地獄降下のテーマ
  12. ^ 日本正教会訳聖書ラゲ訳聖書
  13. ^ 大正改訳聖書新共同訳聖書
  14. ^ 大正改訳聖書口語訳聖書
  15. ^ ラゲ訳聖書
  16. ^ 新改訳聖書
  17. ^ "Orthodox Study Bible" p1781
  18. ^ a b c ダニイル, p4
  19. ^ a b ダニイル, p5
  20. ^ a b ダニイル, p7
  21. ^ a b 主の復活祭のイコン (大阪ハリストス正教会)
  22. ^ a b c ダニイル, p6
  23. ^ 主の復活のイコン (大阪ハリストス正教会)
  24. ^ a b c d 久松, p160 - p161
  25. ^ バチカン国際神学委が教皇に「辺獄」の教義からの削除を要請へ
  26. ^ a b 引用元:久松, p160
  27. ^ Rex Humbard『Where Are The Dead?』. Rex Humbard World Outreach Ministry. (1977) 
  28. ^ Messianic Jewish Liturgical Practices”. Elizabeth Ames. 2021年3月21日閲覧。
  29. ^ He Did Not Descend into Hell: A Plea for Following Scripture Instead of the Apostles’ Creed”. 2021年7月24日閲覧。


「キリストの地獄への降下」の続きの解説一覧

陰府降下(地獄降下)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/02 22:41 UTC 版)

使徒信条」の記事における「陰府降下(地獄降下)」の解説

詳細は「キリストの地獄への降下」を参照 キリスト陰府地獄述べ教会もある)への降下の句は、初期使徒信条にはなかった。2世紀の「古ローマ信条」には「主は死に葬られ三日目死人のうちよりよみがえり」とあるのみだが、4世紀の「使徒信条ラテン語版になって、「彼は地獄ラテン語インフェロス)にくだり」が付け加えられた。 聖書は「彼はハデス(よみ)に捨てて置かれず」(使徒の働き2・31)と述べているが、ローマ人キリスト教徒は、この「ハデス=よみ」を地獄と同じものと考え、「地獄」に置き換えて述べた今日カトリック教会使徒信条多くや、米国プロテスタント教会使徒信条多くが「主は地獄にくだり」となっているのは、これに由来する英国国教会や一部の米国教会などでは、この箇所は「主は死者所へくだり」と述べられ、「地獄」の語は避けられている。日本ではカトリックでもプロテスタントでも使徒信条は「主はよみにくだり」となっている。昔の景教徒たち(ネストリウス派キリスト教徒)も、「弥師訶(メシア)は、(十字架死後)闇処(よみ)に向かわれました」(世尊布施論第三と書いている。 キリスト陰府への降下は、使徒信条信条化されているのにもかかわらず西方教会では解釈非神話化(つまり実際出来事でなく、象徴的に解釈)される傾向がある。それは、根拠とされてきた聖書箇所が、この教理支持しないという議論のためである。米国神学者ウェイン・グルーデムは、「主は地獄には下らなかった:使徒信条ではなく聖書従おう」と題する論文著している。 正教会では、使徒信条信条としては用いないが、キリスト陰府への降下復活と結びつけられ今でも重要な信仰要素となっている。

※この「陰府降下(地獄降下)」の解説は、「使徒信条」の解説の一部です。
「陰府降下(地獄降下)」を含む「使徒信条」の記事については、「使徒信条」の概要を参照ください。

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