酢乙女あい(すおとめ あい)
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「かすかべ防衛隊」の記事における「酢乙女あい(すおとめ あい)」の解説
声 - 川澄綾子 アニメにおいては過去に隊員になったことがある。原作では25巻、アニメでは「嵐を呼ぶ園児・酢乙女あい登場だゾ」(1999年11月12日放送)から登場。一人称は「わたくし」。アニメでは「わたし」または「あたし」ということもある。パーソナルカラーは臙脂[要出典]。 東京都世田谷区の一等地から庶民の生活を知るために春日部市に引っ越し、ふたば幼稚園に転園してきた。登場初期は通園時(車から出る時)にBGM(モーリス・ラヴェルの『ボレロ』)をかけて通園。常にSPの黒磯を引き連れている。無自覚にも一般庶民を見下す発言を繰り返していたことから特にネネといさかいを起こしていた。ただしその容姿や素質の良さから男受けがよく人気は絶大。そのような事情から、ネネとはしんのすけの取り合いになるなど基本的には犬猿の仲だが、時と次第によってはネネと仲良くしている事もある。 また、ネネと多くの男子園児(作中ではマサオ、風間、ボーちゃん、チーターが堕とされ、特にマサオは現在でも虜になっている)を恋の虜とし、ただ一人まったく興味を示さなかったしんのすけをも虜にしようと苦心するも、「オラ、子供には興味ありません」と断られ、逆にしんのすけに恋をした。それ以来はしんのすけを「しん様」と呼んでおり、しんのすけがすることなら、例えおならや立ち小便でもプラス思考に感動する。靴下を履かずに登園したしんのすけの事を、「元野球選手のお嬢さまで女子プロゴルファーの人と結婚した俳優の方みたい」(石田純一のこと)と評している。また、しんのすけにお弁当を作ってあげたこともある。 非常に運動能力や思考力に優れている。そしてしんのすけからも「なんてマイペースなんだ…」と言われるほど自由奔放な女の子。アニメ「ネネちゃんの告白だゾ」では、壮絶なすれ違いと行き違いからネネちゃんが書いた黒磯宛のラブレターがあいの手に渡り(名前は書かれていなかった)、しんのすけが自分に贈ったものだと勘違いし喜びのあまり抱き着いていた。 「酢乙女あい編」終了後も端役や背景役などでよく登場するが、以前のような嫌味さが半減しており、まつざか先生のためを思うネネの気持ちに応えてFBIを要請して徳郎を探すための手助けをしたりパーティードレスのまま防衛隊の面々と泥遊びに興じるなどと友情は深まってきている。 原作・アニメ共に黒磯に我侭を言うことが多く、拒否された時は黒磯の不祥事の証拠写真を突きつけ、脅すことで協力させるのが常道。 アニメ「あいちゃんと駆け落ちだゾ」では母親の後ろ姿のみ登場しており、容姿や年齢は一切不明である。また、アニメ「あいちゃんの家出だゾ」では祖母の存在も確認されている。アニメ「あいちゃんとお鍋だゾ」では、「(買い物で)迷った時は全部買え」と祖父に教えられたと語っている。 アニメでは彼女により、キャンピングカーを秘密基地としたりオリジナルのコスチュームを作ったりしたが、漫画を読んだりお菓子を食べるだけの防衛隊になってしまい、その後普段のかすかべ防衛隊に戻った。 しんのすけの親族に気に入られようと野原家を訪れ、みさえ、ひろし、ひまわりと接したことがある。両親からはそのマイペース振りで「疲れた」「苦手」と評されたが、本人はすっかり仲良くなったと思っている。唯一ひまわりだけは30万円のネックレスを気前よくプレゼントしたことで「ねーたん」と懐いてきた。アニメではあいの素性を知ったみさえが、将来的にしんのすけと結ばれるのなら悪くないと考えている。 少々高飛車でいかにもわがままなお嬢様という性格であるが、みさえのことを家政婦扱いして失礼な態度を取ったことをすぐに詫びるなど、素直な面も持ち合わせている。ただしアニメ版では、ネネちゃんと口喧嘩の際、しんのすけ以外に興味がなく、風間たちに驕ったりしているのはついでだと言い切っている。 原作では、しんのすけを賭けてななことフェンシング対決をしたり、事業に失敗して一気に貧乏人になったりした。その際には庶民を馬鹿にしていた報いだとネネから言われるが、あいは否定。むしろ憧れており、今の状況をどこか楽しんでいる様子だった(最終的に事業に成功して前以上の大富豪となって復帰する)。「(恵まれているから)庶民的なものに興味がある」とマサオに言われており、普通に売っているようなお菓子などを好き好んで食べる。
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