運行事業者・車両
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/28 00:00 UTC 版)
運行は東急バス(東急トランセ)、京王バスの2社に委託されている。 いずれの車両にも「ハチ公バス」のロゴと、忠犬ハチ公をモチーフとしたキャラクターのイラストが描かれており、犬の足跡を散りばめたラッピングが施されている。ハチ公のキャラクターデザインはマンガ太郎による[リンク切れ]。 また一部には、渋谷区PRキャラクター「渋谷区の妖精 あいりっすん」(区の花ハナショウブの英名アイリスから命名)のイラストが、ハチ公とともに描かれているラッピング車両も存在する。 運行開始時よりバリアフリーのためノンステップバスの専用車が導入され、2003年3月28日に開業した東急バスの「夕やけこやけルート」および、2004年9月2日に開業した京王バス東の「春の小川ルート」では、初代専用車両として日野自動車製のノンステップ小型バスであるポンチョ(初代)が導入された。 初代車両の塗色は、東急バス・京王バスともオレンジ色だったが、両社でハチ公の顔の表情が異なっており、京王車のほうが目が丸くなっている。また顔周りの塗装も多少異なり、東急バスの車両はボンネットのクリーム色の面積が広く、ハチ公の目の周りまでクリーム色。京王バスの車両は、ハチ公の目の周りはオレンジ色となっていた。表情や塗装が異なる理由は、塗装は各事業者で独自に行なっており、春の小川ルート運行開始時にハチ公の表情が見直され、顔周りのデザインが微妙に更新されたためという。 初代車両のバンパー右の数字(社番の一部)は、東急は1桁(新車は4桁)で京王は3桁、側面のプレートは東急が赤地、京王が白地に青字で区別できた。また所属営業所の所在地に応じて、東急は品川ナンバー、京王は練馬ナンバーと、ナンバープレートでも識別できる。 運行開始時に導入された初代ポンチョが経年を迎えたことから、2代目車両として同じく日野自動車から2006年3月22日に発売された、新型ノンステップ車両のポンチョ(HX系)が採用された。 東急バスでは2008年より初代車両が順次代替され、その際に東急バスの車両は赤色に塗色変更し、担当会社ごとにカラーリングを分けるよう変更されている。また京王バスでも「丘を越えてルート」開業に伴い、2010年より初代車両が代替された。なお、東急の初代車両の方が先に代替され、東急の新型車両と京王の初代車両が混在している時期があったため、東急の2代目車両を赤色に変更し、京王の車両は開業当初のオレンジ色のままとされた。 2008年2月29日に開業した、当初フジエクスプレスが担当していた「神宮の杜ルート」では、2008年の路線開業当初から2代目ポンチョが導入されており、このルートのみ2ドアロングボディの車両が使用されている。
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