賽の河原とは? わかりやすく解説

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さい‐の‐かわら〔‐かはら〕【×賽の河原】

読み方:さいのかわら

死んだ子供が行く所といわれる冥途(めいど)の三途(さんず)の川の河原。ここで子供父母供養のために小石積み上げて塔を作ろうとするが、絶えず鬼にくずされる。そこへ地蔵菩薩現れ子供を救うという。

むだな努力のたとえ。


賽の河原


さいのかわら 【賽の河原】

西院河原斎院河原とも。日本の民間信仰死んだ幼児の霊が集まると考えられた所。ここで幼児は苦を受けるが地蔵菩薩が救うという。仏教地蔵信仰塞の神信仰とが習合して成立したらしいとの説がある。

賽の河原

作者平居一郎

収載図書だいじょもん椿お婆囲炉裏ばなし 第1編30
出版社アトリエ・イオス
刊行年月2007.10


賽の河原

読み方:サイノカワラsainokawara

作者 三好十郎

初出 大正13年

ジャンル


賽の河原

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/21 14:45 UTC 版)

銀河鉄道999の停車駅」の記事における「賽の河原」の解説

不毛の荒野多く開拓農民移住してきたが、過酷な環境下で作物は全くと言っていいほど育たぬまま開拓者たち死んで行き残っているのは権兵衛1人のみであったが、権兵衛諦めことなく死んでいった仲間たち肥料にしつつ畑作励んでいた。また、死んでいった開拓者は皆笑顔死んでいる。

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賽の河原

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/04 04:20 UTC 版)

三途川」の記事における「賽の河原」の解説

三途川河原は「賽の河原」(さいのかわら) と呼ばれる。賽の河原は、親に先立って死亡した子供がその親不孝報いで苦を受ける場とされるそのような子供たちが賽の河原で、親の供養のために積石塚cairn ケルン・ケアン)または石積みの塔を完成させると、供養になる。しかし完成する前に鬼が来て塔を破壊し再度再々度塔を築いてもその繰り返しになってしまうと言うこうした俗信から「賽の河原」の語は、「報われない努力」「徒労」の意でも使用される。しかしその子供たちは、最終的に地蔵菩薩によって救済されとされる。ただし、いずれにしても民間信仰による俗信であり、仏教とは本来関係がない。 賽の河原は、京都鴨川桂川合流する地点にある佐比の河原由来し地蔵小仏小石塔が立てられ庶民葬送が行われた場所を起源とする説もあるが、仏教地蔵信仰民俗的な道祖神である賽(さえ)の神が習合したものであるというのが通説である。 中世後期から民間信じられるようになった室町時代の『富士の人穴草子』などの御伽草子記載されているのが最も初期のものであり、その後、「地蔵和讃」、「西院(さいの)河原地蔵和讃」などにより広く知られるようになったこの伝承から、石が多い湖畔河原海蝕洞内を含む海岸に、積み石子供救済するとされた地蔵菩薩像などが造られて「賽の河原」と呼ばれるようになった場所も、数カ所存在する。後述恐山青森県)のほか、新潟県佐渡北部 (願地区)、島根県にある加賀の潜戸(くげど)などが有名である。

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