豊川用水
| 疏水の概要 | |||||||||
■疏水の所在 愛知県東三河及び静岡県西部地域 ■所在地域の概要 人口37万人の豊橋市を中心に6市4町から構成され、国道1号・東名高速道路・東海道新幹線等の交通網により、首都圏・近畿圏をもカバーする物流拠点としての地理的要件を備えている。また温暖な気候と豊川用水の恩恵を受け、我が国の最先端の農業地域である。 ■疏水の概要・特徴 本地域は、昭和の初期から当地方の先覚者により、「東三河総合開発計画」が目論まれたが、戦争等によりその結実は仲々困難であった。しかし終戦後、食糧難を反映してこの計画実現の機運が急速に高まり、昭和22年地元有志による東三河地方開発期成同盟会が発足し、昭和24年農林省の直轄国営農業水利事業として着手された。その後昭和33年に工業用水・上水道用水をも確保する多目的事業に計画変更され、昭和43年に事業費480億円で完成された。 比較的流域が狭く、流量の乏しい豊川であるため、天竜川水系大入川及び大千瀬川から流域変更して宇連ダムに導入貯留し、さらに不足する水は佐久間ダムから導水放流するという大規模な総合利水事業であり、関係者の高邁な識見、非常な熱意と理解・協力によって実現した夢の用水である。 | ||||||||||
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豊川用水
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/06 05:55 UTC 版)
豊川用水(とよがわようすい)は、愛知県豊橋市をはじめとする東三河地域、渥美半島、および静岡県湖西市を潤す用水路。
- ^ a b c d 『豊川用水』愛知用水公団、1968年、5頁。
- ^ a b c d e f g 畑地農業振興会『豊川用水』畑地農業振興会、1970年
- ^ 『ふるさと再発見ガイドブック 知るほど豊橋【その三】』豊橋市広報広聴課、2008年10月6日、4頁。
- ^ 『豊川用水 水の流れとともに25年』豊川用水通水25周年祭実行委員会、1992年、p.7
- ^ a b 『豊川用水 水の流れとともに25年』豊川用水通水25周年祭実行委員会、1992年、p.11
- ^ 『豊川用水 水の流れとともに25年』豊川用水通水25周年祭実行委員会、1992年、p.53
- ^ 農業生産額"全国第1位" 田原市
- ^ a b c 「豊川用水が通水50周年 6月3日に記念行事」『東愛知新聞』2018年6月3日
- ^ 『豊川用水史 資料編』愛知県、1975年、449頁
- ^ “愛知・宇連ダムの貯水量ゼロ 天竜川水系からの導水開始”. 朝日新聞 (2019年5月20日). 2019年5月20日閲覧。
- ^ 『豊川用水受託事業 豊川用水』(設計資料)愛知県農地部農業用水課、1969年、2頁
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