みぬま‐だいようすい【見沼代用水】
見沼代用水
| 疏水の概要 | |||||||||||||||
■疏水の所在 利根大堰から取水し、埼玉県行田市他9市7町約1万haに農業用水を供給し東京都境で毛長川に落水しています。 ■所在地域の概要 埼玉県東部に位置する本地域は、利根川東遷を契機として新田開発され、江戸時代から穀倉地帯として発展し、首都圏に豊かな食料を供給してきた水田地帯です。 首都圏80km圏内に在って、さいたま市をはじめとする都市化の進展、米政策の転換等によりかんがい面積の減が生じている反面、地域用水として行政、住民の期待と、高度な施設の維持管理要望が強い地域です。 ■疏水の概要・特徴 見沼代用水は、本支線を含め幹線水路の延長は85km、最大取水量37.5m3/sという大規模な用水路です。 利根川の水を利用し、埼玉県東南部から東京都に至る水田を開発するため、井澤弥惣兵衛為永により今から約280年前、水面積1200haの巨大な見沼溜井の代わりに開削されました。 取水樋管、伏越し、掛渡井、閘門式運河等の建設には、紀州流の農業土木技術を駆使しており、先人達の弛まぬ努力によって維持管理され、現在に至っています。 | ||||||||||||||||
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見沼代用水
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/13 09:15 UTC 版)
見沼代用水(みぬまだいようすい)は、埼玉県にある灌漑農業用水。江戸時代の1728年(享保13年)に幕府の役人であった井沢弥惣兵衛為永が新田開発のために武蔵国に普請した。
- ^ 見沼代用水 - 疏水名鑑
- ^ 見沼代用水路 - 独立行政法人 水資源機構
- ^ 第5章 利根川氾濫流の流下と中川流域 (PDF) 122p - 内閣府防災情報
- ^ 見沼代用水 - はすだ観光協会、2019年9月22日閲覧。
- ^ a b c d e f 上尾市教育委員会・編『上尾市史 第八巻 別編1、地誌』上尾市、1997年3月31日、417-424頁。
- ^ 高崎哲郎 (2009年4月). “連載 水の匠水の司 - 私説・井澤弥惣兵衛為永 - 第十三回 見沼代用水の開発 - 開削決水への道(4) - 竣工(水とともに 2009年4月号 NO.67)” (PDF). 独立行政法人水資源機構. p. 2. 2018年6月5日閲覧。
- ^ 佐藤洋平『日本が誇る世界かんがい施設遺産』東方通信社、2019年11月9日、5頁。ISBN 9784924508286。
固有名詞の分類
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