読売ジャイアンツ
読売巨人軍
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/18 16:51 UTC 版)
無 七志(む なし):投手 背番号44 能登の漁村出身。父親を廃人にした巨人軍を憎みブラック球団入り。2年以上修練し続けた殺人L字投法を用いて、アストロ戦で初代球二の命を奪うが、その後、球三郎のビリヤード打法によるキャッチャー潰しというブラック球団顔負けの殺人技に攻略され、同投法は無力化。降板後、ベンチ裏で川上からスカウトされ、川上との対決に破れ巨人入団。妖気を消し、正道野球で打倒アストロを目指す。1954年9月9日生まれの超人候補。巨人入団後、公式戦初登板は「能登与一」という名前で登場しているが、ブラック球団時代にすでに荒巻から「与一」とも呼ばれているため本名の可能性もある。「無七志」は「無」が苗字であるが、劇中で呼ばれるときはフルネームで呼ばれることしかなかった。 知念(ちねん 下の名は不明):野手 背番号0 沖縄出身だが強い鹿児島弁で話す。母親を米軍基地で亡くしており、その恨みを野球で晴らすとも語っている。片手片足打法で各プロ球団のキャンプを恐怖のどん底に陥れた。無七志と川上の対決に乗じて巨人に入団し、アストロのライバルであると共に、球団内の無七志のライバルに。結局試合に出ることは無かったが、L字ボールの攻略を川上より先に気づいていたり、最終巻で無七志の新魔球を攻略する等、実力の一端をのぞかせている。無七志ともども1954年9月9日生まれの超人候補。 川上哲治:監督 阪神戦で球一(球児)の初登場を目の当たりにして以来、その後のアストロ球団の台頭を阻止せんと奔走する。殺人L字ボールを攻略し無七志の獲得に成功、と同時に知念も獲得。そののち対アストロの極秘会議の主導的役割になる。読売巨人軍を球界の盟主として君臨させるために、最初は戦力補強するなど正攻法で行っていたが、あまりにも実力差があり勝負にならないと判断するや、最終的には謀略を用い政治的に球団存続を断つという悪辣な方法でアストロ球団を抹殺にかかる。実在の人物であり、当時は現役の監督だったこともあって悪人としては描かれていない(アストロまっ殺も、日本プロ野球界の未来を慮ってのことであった)が、結局は権力・金・謀略・泣き落としとかなり非道な方法を駆使している。結果、アストロ球団を潰すことに成功はするが、苦労して手に入れた無七志、知念、球四郎に愛想を尽かされる。 長嶋茂雄:4番・三塁手 次期監督として第四期黄金時代を築くため球五(当時・球一)を巨人に入団させるべく5年間無名校で育成していたが、アストロ球団との勝負に敗れ奪われる。対アストロの極秘会議にアストロ潰しの情報本部長として加わる。アストロ対ビクトリー戦ではアストロ超人に正道野球の尊さを説いていたが、その後かなり非道な方法でアストロ超人から野球そのものを奪う片棒を担いでしまった。番外編では巨人軍監督として登場する。 王貞治:3番・一塁手 当初から川上・長嶋と行動をともにし、対アストロの極秘会議にも加わる。作中では球一(当時・球児)の二段ドロップに三振、球七(当時・球七郎)と球八にはホームランを捕られ、無七志のL字ボールで死にかけたりと、もっぱら超人達の美技を誇示する格好の対象にされてしまい、本領発揮は番外編までおあずけとなる。知念とやりあうギャグシーンもあった。 沢村栄治:投手 かつて三段ドロップで米大リーガーを手玉に取った伝説の大投手。沢村賞にその名を残し、背番号14は巨人の永久欠番。昭和19年フィリピンへの出征にて志半ばで命を落とす。フィリピンで出会った現地の少年・シュウロに野球の素晴らしさを伝える。戦死前に、1954年9月9日生まれで体のどこかにボール型のアザがある、超人プレイのできる新生球団のナインが縦横無尽にプレイをする夢を見、シュウロにその新生球団の夢を託して戦地に散る。そして、戦死から10年後の1954年9月9日に夜空に散った9つの白光球にその魂を乗せて、アストロ超人たちにその遺志を託す。
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