記憶クラス指定子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/14 08:29 UTC 版)
「キーワード (C言語)」の記事における「記憶クラス指定子」の解説
auto, extern, static, register auto は宣言したブロック内のみで有効。関数が終了すると消滅。記憶クラス指定子を省略した場合デフォルトでautoとなる。そのため実際上使用されていない。B言語のauto指定子との互換を意識したもの。 extern は他のモジュール内で定義されている名前を参照する際に使う。 static は関数内と関数外で意味が違う。関数内では静的変数の定義で、autoとは異なり関数が終了しても消滅せず、再び同じ関数を呼び出した場合は前回の値がそのまま残っている。関数外では可視性の制限で、static宣言した変数や関数は他のモジュールから参照できない。 register は変数の記憶領域をCPUのレジスタに割り当てる(必ずしも割り当てられるわけではない)。それ以外はautoと同じ。 typedef 詳細は「typedef」を参照 型に別名を付ける。これは構文上は記憶クラス指定子に分類されるが、記憶クラスと直接関係はない。
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