航路休止、清算とは? わかりやすく解説

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航路休止、清算

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/28 01:17 UTC 版)

明石淡路フェリー」の記事における「航路休止、清算」の解説

2010年9月3日親会社であるツネイシホールディングスは「高速道路割引影響大きい」として、他の株主である明石市淡路市対し航路廃止会社清算申し入れたことが明らかになった。これを受けて明石市並行して高速船運航する淡路ジェノバライン対し、当フェリーとの合併統合要請したほか、会社清算にさいして従業員退職金などに充当するため、「あさしお丸」を1億円でタイ会社売却する方針決めこれに伴い9月21日から運航便数36便に減便となった同年10月15日明石市フェリー側の協議結果11月15日運航をもって航路休止することが明らかになった。同日明石港17時40分の便をもって営業終了し従業員同日付で解雇となる。なお、同社負債総額11月末で4,000万円達す見通しで、最後に残ったあさかぜ丸」の売却益負債解消充当するとした。これにより、高速道路通行できない車両自走し本州淡路島行き来することができなくなった一方航路休止直前同年11月淡路ジェノバライン航路運航承継2011年3月運航再開目指すことを表明した岸壁など施設使用料減額使用する船舶の手配など詳細交渉引き続き行われたが、航路復活意欲的だった明石市長(当時)の北口寛人フェリー支援についての発言に関して市議会による問責決議受けたのち2011年4月選挙不出馬決めたことから協議停滞した同年12月24日ツネイシホールディングス同日開かれた明石淡路フェリー臨時株主総会により、全保有株式淡路ジェノバラインへの譲渡と、派遣していた役員の退任により、経営から撤退したことを発表した航路再開に向け使用する船舶について明石海峡横断する航路必要な性能満たすものが、すぐには調達できない状況にあると報道された。 2011年10月20日淡路ジェノバライン淡路市明石市協議長崎県安田産業汽船就航している富岡天草諸島)-茂木航路小型フェリーフェリーきずな」[要出典]を購入して排気量125cc以下バイク・自転車旅客対象とした運行2011年12月1日をめどに運行再開を行う計画があり、このフェリーには普通乗用車5台程度搭載できる乗用車搭載せず、乗降場は旧「たこフェリー乗り場ではなく淡路ジェノバライン乗り場にて行うと報道された。ただフェリー購入資金明石淡路フェリー運航休止後事業清算生じた残余金を充てることに「ジェノバ社が小型フェリー購入するのに、たこフェリー明石淡路フェリー)の金を使うのはおかしい」と明石市長の泉房穂10月21日会見にて購入見合わせ求め意向表明し、また「車を運べないならフェリーではない」「たこフェリー社が取締役会開いておらず、法的に問題がある」と述べた同年10月24日淡路市門康彦市長明石市長の会談により、小型フェリーによる運航再開計画事実上撤回された。 同年11月16日航路運航休止から1年経過し第三セクターである会社の解散考慮されていると報道された。 同年12月27日再開断念第三セクター解散議論されたが明石海峡大橋を含む新たな高速道路料金体系が決まる2012年3月まで先送りされていた。しかし、同年5月には、運行再開断念し会社解散することが決定した同月29日付で会社解散し清算会社となったまた、同日付で航路廃止届け出され31日後の6月29日付で航路廃止となり、本航路名実共に58年歴史に幕閉じた2013年3月27日付で清算終了し明石淡路フェリー株式会社完全消滅した。

※この「航路休止、清算」の解説は、「明石淡路フェリー」の解説の一部です。
「航路休止、清算」を含む「明石淡路フェリー」の記事については、「明石淡路フェリー」の概要を参照ください。

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