胸部x線
胸部X線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/25 06:27 UTC 版)
中等度ないし高度の欠損孔の場合は、左-右短絡に伴う肺血流量増加所見(肺血管陰影の増強、左第4弓の突出、左房・左室拡大)が認められる。アイゼンメンゲル化した場合は、さらに第2弓が突出する。また通常は肺血流量が多くなるので末梢まで肺血管陰影を追えるが、アイゼンメンゲル症候群時は肺野は明るくなり末梢血管陰影が乏しくなる。
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胸部X線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/14 07:06 UTC 版)
「アイゼンメンゲル症候群」の記事における「胸部X線」の解説
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胸部X線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 10:24 UTC 版)
サルコイドーシスの胸郭内病変は肺門、縦隔のリンパ節病変と肺野病変に大別できる。胸部X線の所見に基づき病期分類があり予後と関連する。両側肺門リンパ節腫脹(BHL)が診断を強く示唆する特徴的な所見である。健康診断などで胸部X線撮影を行った結果、偶然発見される場合もある。BHL以外の胸部X線検査所見としては上肺野優位の粒状影や斑状影を中心としたびまん性肺野陰影、中枢部気管支血管周囲束の不整肥厚、進行期にみられる上肺野優位の収縮を伴う線維化病変がある。胸部X線検査でサルコイドーシスのリンパ節石灰化を認識できることは稀である。胸部X線撮影で観察された両側肺門リンパ節腫脹(BHL)と、肺野病変の有無によって5つのstageが存在する。ACCESSでは各病気の頻度としては、I期39.7%、II期36.7%、III期9.8%、IV期5.4%と報告されている。ステロイド系抗炎症薬の投与を行えば、短期的には病変の消失や縮小には寄与するものの、長期的な有効性は明らかになっていない。II期、III期において自覚症状、呼吸症状が認められる場合に、ステロイド系抗炎症薬の使用が検討される。 胸部X線像病期内容stage 0 正常な胸部X線像 stage I 両側肺門リンパ節腫大 stage II 両側肺門リンパ節腫大+肺陰影 stage III 肺陰影のみ(両側肺門リンパ節腫大なし) stage IV 肺線維 胸部X線写真の所見で、サルコイドーシスの予後を、ある程度予測できる。stage Iの場合は胸部X線写真所見は通常、自然に改善ないし安定化する。肺門リンパ節腫大の持続は、活動性病変が続いている事を意味するわけではないため、経過観察が行われる。自然寛解は16~39%の症例で発症後6~12ヶ月の間で認められている。自然寛解の85%以上は、発症後2年以内に起こる。自然寛解した症例ないし、安定化した症例で、後に再燃が認められた症例は、わずかに2~8%程度である。2年以内に自然消退しない場合は、慢性ないし持続性の経過をとる可能性が高まる。よって肺サルコイドーシスの長期観察は、発症後2年間に最も集中的に行われるべきである。stage Iでは6ヶ月毎、stage II~IVでは3~6ヶ月とより頻回の評価が必要である。治療を行った場合は、治療後最低3年間は追跡をする。また持続性のstage II~IVでは、少なくとも数年ごとに無期限に追跡をするべきとされている。重症の肺外病変がある場合も、長期の追跡が必要である。
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