ぼ‐き【簿記】
簿記
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/10 05:18 UTC 版)
簿記(ぼき、英語: bookkeeping)とは、企業などの経済主体が経済取引によりもたらされる資産・負債・純資産の増減を管理し、併せて一定期間内の収益及び費用を記録することである。より平易な言い方をすると「お金やものの出入りを記録するための方法」である[1]。記帳方法によって単式簿記と複式簿記があるが、今日では、産業革命以降、企業の大規模化に伴い一般的な記帳方式である「複式の商業簿記」を指して「簿記」と称することもある。簿記の種類には商業簿記、工業簿記、銀行簿記、農業簿記などがある[2][1][注釈 1]。簿記は、会計学よりも会計における実務に近い部分を担当する。
注釈
- ^ 家計簿や小遣い帳も単式簿記といわれる簿記の一種であるといえる。浜田(2005)p.21
出典
- ^ a b c d 浜田(2005)pp.20-21
- ^ “コトバンク- 簿記”. 2019年1月23日閲覧。
- ^ a b c 浜田(2005)pp.22-23
- ^ “洋式簿記事始め130周年紀念”. 複式簿記がやってきた!. 一橋大学 (2003年). 2012年1月12日閲覧。
- ^ 西川 (1964), pp.37-38
- ^ 福澤諭吉. “福澤全集緒言”. 2012年1月12日閲覧。
- ^ 西川 (1964), pp.39-40
- ^ 西川 (1964), p.41
- ^ 西川 (1964), pp.41-42
- ^ “馬耳蘇氏記簿法”. 複式簿記がやってきた!. 一橋大学 (2003年). 2012年1月12日閲覧。
- ^ a b “銀行簿記精法”. 複式簿記がやってきた!. 一橋大学 (2003年). 2012年1月12日閲覧。
- ^ a b 岩田康成、米田正巳、石塚一彌、井手健二 (2009年3月). “複式簿記の日本への導入とその影響” (PDF). Fuji business review (1), 74-79, 2009-03. 東京富士大学. 2012年1月12日閲覧。
- ^ 西川 (1964), p.42
- ^ a b 西川 (1964), p.43
- ^ 西川 (1964), p.44
簿記
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/20 22:12 UTC 版)
1605年に『数学覚書(Wiskonstighe Ghedachtenissen)』を出版し、その中で年次期間損益計算書や精算表について解説しており、会計史や簿記史において重要とされる。同書でステヴィンは、国家の財政管理にも複式簿記を導入することを提案している。
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簿記
出典:『Wiktionary』 (2021/06/20 14:37 UTC 版)
名詞
簿 記(ぼき)
発音(?)
- ぼ↗き
- ぼ↘き
関連語
語源
- 帳簿記入、帳簿記録又は帳簿記帳の略であろうが、表記は「Bookkeeping」に音を合わせたものと推定される(漢語的には「記簿」であろうし、略語の作り方としては「帳記」が自然)。明治初期の福沢諭吉による造語といわれているが、諭吉はその書を「帳合之法」とするなど、Bookkeepingの意味には「帳合」を第一に用いており、諭吉によるものかは不詳。
翻訳
- イタリア語: contabilità (it) 女性
- イド語: ekrito (io)
- 英語: bookkeeping (en)
- スペイン語: contabilidad (es) 女性
- 中国語: (繁): 簿記/ (簡): 簿记
- 朝鮮語: 부기 (ko)
- フィンランド語: kirjanpito (fi)
- ブルガリア語: водене на книги, водене на сметки (bg) 中性
- ポルトガル語: escrituração (pt) 女性
- ルーマニア語: contabilitate (ro) 女性
- ロシア語: бухгалтерия (ru) 女性, счетоводство (ru) 中性, бухгалтерский учёт (ru) 男性
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