神社祭祀とは? わかりやすく解説

神社

(神社祭祀 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/10 07:21 UTC 版)

神社(じんじゃ・かむやしろ、旧字体: 神󠄀社󠄁)とは、日本固有の宗教である神道の信仰に基づく祭祀施設[1]産土神天神地祇皇室氏族祖神偉人義士などのなどがとして祀られる[2]文部科学省の資料によれば日本全国に約8万5千の神社があり[3]、登録されていない小神社を含めると10万社を超え、宗教法人格を有さない小さな祠等を含めると日本各地には20万社の神社があるといわれている[4]


注釈

  1. ^ 神社に寺院のような本尊というものはなく、現存する神像彫刻はすべて平安時代以降のものばかりである[5]
  2. ^ 鹿島神宮・八坂神社・春日神社・宗像神社・日枝神社など。
  3. ^ 稲荷神社・住吉神社・八幡神社・天満宮・丹生都比売神社など。
  4. ^ 倭文神社など。
  5. ^ 平安神宮・八重垣神社など。
  6. ^ 招魂社・祖霊社など。
  7. ^ 六所宮・四柱神社など。
  8. ^ 浅間神社など。
  9. ^ 伏見稲荷大社・函館八幡宮など。
  10. ^ 絵馬は後世に馬の代わりに奉納されたものであるため。
  11. ^ 明治神宮外苑など、商業的な営みも行っている。
  12. ^ 大神神社石上神宮宗像大社など。
  13. ^ 熊野那智大社の元宮である飛瀧神社など。
  14. ^ 磐座の近くに社殿がある越木岩神社など。
  15. ^ 一族発祥の地や、菅原道真の場合、遠流の地(太宰府)など。
  16. ^ 明治神宮の造営候補地など。
  17. ^ 本来は山頂にあった日光二荒山神社など。

出典

  1. ^ じんじゃ【神社】”. 世界大百科事典 第2版 (1998年10月). 2013年8月2日閲覧。
  2. ^ じんじゃ【神社】”. 大辞林 第三版 (1998年10月). 2016年8月28日閲覧。
  3. ^ https://www.bunka.go.jp/tokei_hakusho_shuppan/tokeichosa/shumu_kanrentokei/pdf/h26_chosa.pdf
  4. ^ “続報真相 改憲急ぐ安倍首相を応援する人々 「美しい日本の憲法」とは”. 毎日新聞. (2016年3月18日). http://mainichi.jp/articles/20160318/dde/012/010/017000c 2016年3月18日閲覧。 
  5. ^ 岡田精司 2011年 6ページ
  6. ^ 大阪府神社庁 第六支部 東大阪市参照。なお、ここにおける単立神社には式内社石切剣箭神社等も含まれている。
  7. ^ 岡田米夫「神宮・神社創建史」5頁。
  8. ^ 小池, 2015 & p15.
  9. ^ 明治神宮, ウェブサイト & Q&A.
  10. ^ 日本人なら知っておきたいお寺と神社, 2006 & p211.
  11. ^ 直木孝次郎「森と社と宮」(1958年)など。
  12. ^ 稲垣栄三「本殿形式の起源」(1968年)・井上寛司「古代・中世の神社と{神道}」(2006年)など。
  13. ^ 桜井敏雄「神殿の諸形式とその特質」(1982年)・木村徳国「ヤシロの基礎的考察」(1982-84年)など。
  14. ^ 丸山茂「神社建築の形成過程における官社制の意義について」(1999年)・有富純也「神社社殿の成立と律令国家」(2009年)など。なお、有富は律令国家が幣帛を全国の神社に納めるため、一部の社にのみあった神庫と同様の施設を全国の官社に設置したとする。
  15. ^ 有富、2009年論文(同『日本古代国家と支配理念』、東京大学出版会、2009年所収)による。
  16. ^ a b c d e f g 岡田[2013:290-294]
  17. ^ 宮沢俊義『憲法講話』(第2版)岩波書店岩波新書〉、1967年6月1日(原著1967年4月20日)、pp. 28-29頁。 
  18. ^ a b c d e f g h i j k l m n 岡田[2013:291]
  19. ^ 前田孝和「海を渡ったお伊勢さま 海外神社の今」 伊勢神宮崇敬会講演録15 伊勢神宮崇敬会(2008年)
  20. ^ 「リノベ」で復活する台湾の日本神社――歴史のなかの「自分探し」が背景に ジャーナリスト・野嶋剛/Yahoo!ニュース編集部
  21. ^ マウイ神社(Maui Jinja Shinto Shrine)存続プロジェクト|Facebook”. マウイ神社(Maui Jinja Shinto Shrine)存続プロジェクト. 2017年3月6日閲覧。
  22. ^ 南米最古の神社/東京植民地神宮の夢”. 記事の墓場(過去記事集) (2007年9月4日). 2017年3月6日閲覧。
  23. ^ ブラジル・サンパウロ 神社のない鳥居 祖国とのつながり求めた 日系人社会の象徴”. ブラジルニュース ~aperto de mão~ (2011年7月27日). 2017年3月6日閲覧。
  24. ^ 石鎚神社スザノ遥拝所=厳かに早朝の山頂で祈る=創立60周年記念奉祝大祭”. ニッケイ新聞 (2016年7月7日). 2017年3月6日閲覧。
  25. ^ 県外の三吉神社”. 太平山三吉神社. 2017年3月6日閲覧。
  26. ^ パウリスタ神社鎮座祭”. ニッケイ新聞 (2006年7月4日). 2017年3月6日閲覧。
  27. ^ 『パラナ州開拓神社』建立へ=ローランジアに 文連の移民100年祭事業=日本移民の恩人祭る=5種の神具(農具)も奉納”. ニッケイ新聞 (2003年5月23日). 2017年3月6日閲覧。
  28. ^ 「神戸の水」4万本陸揚げ=パラナ州パラナグア港で=一同口揃え「おいしい」=3万本を聖市式典に”. ニッケイ新聞 (2008年6月4日). 2017年3月6日閲覧。
  29. ^ クリチーバ=兵庫会館で弥生祭=両陛下縁の記念碑で”. ニッケイ新聞 (2009年3月27日). 2017年3月6日閲覧。
  30. ^ 知られざる鳥居大国ブラジル=全伯に68基以上が判明=日系のシンボルとして=昨年一気に35基増=過半数を聖州占める”. ニッケイ新聞 (2009年6月18日). 2017年3月6日閲覧。
  31. ^ 日蘭親善協会 オランダ山蔭神道斎宮”. 日蘭親善協会 オランダ山蔭神道斎宮. 2017年3月6日閲覧。
  32. ^ 水屋神報177号 水屋の神様 フランスへわたる”. 水屋神社 (2008年11月20日). 2017年3月6日閲覧。
  33. ^ 和光神社”. 光明院フランス. 2017年3月6日閲覧。
  34. ^ “Girl Power サンマリノ共和国の神社に参拝”. Girl Power. (2014年6月26日). http://girlpower.jp/?p=351 2016年5月21日閲覧。 
  35. ^ 実はヨーロッパに輸出されている日本の神社|東條英利コラム”. デイリーニュースオンライン (2014年11月9日). 2017年6月21日閲覧。
  36. ^ サンマリノ神社”. サンマリノ神社. 2017年6月21日閲覧。



神社祭祀

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 09:30 UTC 版)

祭祀 (神道)」の記事における「神社祭祀」の解説

神社行われる祭祀は「神祇ひたすら奉斎し、神勅明らかな報本反始の誠を捧げて神威発揚神徳をすべきこと」を本義として、皇室日本隆昌世界平和氏子崇敬者繁栄道義昂揚特性涵養目指す公共的な祈りとされる神社行われている祭祀大綱明治8年式部寮達「神社祭式」で制定され明治27年内務省訓令昭和14年に「官国弊社下神祭祀令(勅令58号)」として公布された。 神道指令によってこれらの法令廃止された後、神社本庁昭和27年に「神社祭祀規程」を定めた。現在行われる神社祭祀はこの規程に基づき祭祀営まれている。 大きく分けて大祭中祭小祭分けられており、式次第などの細目定めたものを神社祭式と呼ぶ。

※この「神社祭祀」の解説は、「祭祀 (神道)」の解説の一部です。
「神社祭祀」を含む「祭祀 (神道)」の記事については、「祭祀 (神道)」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「神社祭祀」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「神社祭祀」の関連用語

神社祭祀のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



神社祭祀のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの神社 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの祭祀 (神道) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS