石舞台古墳とは? わかりやすく解説

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いしぶたい‐こふん【石舞台古墳】

読み方:いしぶたいこふん

奈良県高市郡明日香村島庄にある飛鳥時代古墳巨大な横穴式石室露出し天井石舞台のように大きいためにこの名がある蘇我馬子(そがのうまこ)の墓とする説もある。

石舞台古墳の画像

石舞台古墳

名称: 石舞台古墳
ふりがな いしぶたいこふん
種別 特別史跡
種別2:
都道府県 奈良県
市区町村 高市郡明日香村
管理団体 奈良県(昭11・825)
指定年月日 1935.12.24(昭和10.12.24)
指定基準 史1
特別指定年月日 昭和27.03.29
追加指定年月日
解説文: 大字島庄ノ山麓ニ近キ水田中ニ在リ既ニ封土上部ヲ失ヒ玄室部ノ天井石側壁露出セシガ調査結果之ニ連續セル羨道部アルコトヲ確メタリ玄室ノ長サ二十五尺五寸十一尺五寸羨道ノ長サ二十八尺七尺四寸内部ニハ玄室ヨリキタル水拔アリ
封土基部方形土壘ヲ繞ラシ其外斜面自然石ノ貼石アリ一邊ノ長サ約百八十尺高サ約八尺ソノ外方ナル隍幅ハ約二十五尺乃至二十封土上部ハ明カナラザルモ上圓下方型ノ古墳ト認メラレ其大サニ於テ本邦無比ノモノト認メラル
大字島ノ庄の山麓に近い地域存する。既に封土の上部を先い玄室部の天井石並に側壁露出しており、古くから石舞台古墳の名を以て親しまれている。この古墳昭和8年及び昭和10年京都大学並に奈良県によって調査されてその全貌明かにされたもので、玄室長さは約7m、70、幅3m50を有し羨道長さは約8m50、幅約2m20で内部には玄室より續いた水抜溝がある。封土基部方形土塁めぐらし、その外斜面自然石の貼石があり、1辺の長さ約55m、その外方なる堀の幅約7m60乃至約6mを有する封土の上部は明かでないが、上円下方型の古墳とも推察されている。きわめて巨大な石材によって架構され、その雄大さは、わが国において無比であり、この種の巨石墳として最も顯著である。
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石舞台古墳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/29 15:04 UTC 版)

石舞台古墳(いしぶたいこふん)は、奈良県明日香村にある古墳時代後期の古墳。国の特別史跡に指定されている。


  1. ^ 門脇 1970, p. 106.
  2. ^ 網干善教「別冊太陽 飛鳥 古代への旅」(2005年、平凡社) p.33
  3. ^ 『日本書紀』巻第22、推古天皇34年5月丁未(20日)条。新編日本古典文学全集『日本書紀』2の589頁。
  4. ^ 上野利三 (2011-03). “『別冊太陽 飛鳥』所載石舞台古墳組石の写真に見える「馬子墓」字”. 三重中京大学地域社会研究所報 (23): 305-310. 
  5. ^ 門脇 1970, p. 102.
  6. ^ 林宗甫. “大和名所記  和州旧跡幽考 第十五巻”. 国際税務の福袋 International Tax Planning 加藤英之. 加藤英之. 2016年9月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年12月28日閲覧。[要検証]
  7. ^ 泉森皎「石舞台古墳」文化庁文化財保護部史跡研究会監修『図説 日本の史跡 第3巻 原始3』同朋舎出版、1991年、46ページ。
  8. ^ 武庫川女子大学関西文化研究センターデジタル・アーカイブ西国三十三所名所図絵No.454[リンク切れ]No.455[リンク切れ]。2011年2月18日閲覧。
  9. ^ 網干善教著・太田信隆構成 『高松塚への道』 草思社、2007年10月、66-68頁。
  10. ^ a b 門脇 1970, p. 103.


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