生得

デジタル大辞泉

しょう‐とく〔シヤウ‐〕【生得】

読み方：しょうとく

１ 生まれながらにしてそういう性質を持っていること。生まれつき。せいとく。「—の人のよさ」

２ （副詞的に用いて）生まれつき。もともと。「—頑固な人」

せい‐とく【生得】

読み方：せいとく

「しょうとく（生得）」に同じ。「—の才」

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

生得

出典:『Wiktionary』 (2021/08/15 03:06 UTC 版)

名詞

生得（しょうとく / せいとく）

1. 生来得ていること。生まれたときから備わっていること。
   • 自分自身の生命の中にさえ、すでにこの本能は生得のものとして出来ておるんです。（吉川英治『折々の記』）
2. （副詞的に）生まれ付き。生まれながら。もともと。
   • 生得^{（しょうとく）}、いっこう纒まりのつかぬ風来坊。（久生十蘭『顎十郎捕物帳』）
3. 人や動物を生きたまま捕らえること。生け捕り。

発音^(?)

しょ↗ーとく、せ↗ーとく

翻訳

（語義2）

• 英語: connaturally ^(en), constitutionally ^(en), genuinely ^(en), naturally ^(en)

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「生得」の例文・使い方・用例・文例

• 生得権
• この本は感情の生得性について論じている。
• 生得の本能[持って生まれた特性].
• 生得観念
• 彼は生得正直な人間だ
• 生得の詩人だ
• 生得の天才を有す
• 生得の不具
• 生得の虚弱
• 死ねば死に損、生きれば生得
• 生得論
• 生得論と経験論の間の伝統的論争
• エサウは、一時的な利益のために、彼の生得権をヤコブに売った
• 生得にではなく,学習で身につけるさま
• カント哲学において,純粋概念という生得的概念
• 人の性質や知識や技能などは生得的なものであるとする考え方