玄昉とは? わかりやすく解説

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げんぼう 【玄昉】


玄昉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/01 16:19 UTC 版)

玄昉(げんぼう、生年不詳 - 天平18年6月18日746年7月15日〉)は、奈良時代法相宗。俗姓は阿刀氏(安斗氏)[1]善珠の父とする史書もある[2]。僧官は僧正


  1. ^ 読みは「あと」。は連。阿刀連の出自は安都雄足の項を参照。
  2. ^ 扶桑略記』延暦16年4月丙子条による。
  3. ^ 『続日本紀』巻第16、天平18年6月己亥(18日)条。
  4. ^ 遣唐大使多治比広成が種子島に帰り着いたのは前年の11月20日であり、節刀を返上したのは7年の3月10日、天皇に拝謁したのは同月25日である。
  5. ^ 池口恵観『密教の呪術 その実践と応用』KKロングセラーズ 2013年、第2章2節「密教はなぜ秘密の教えなのか」
  6. ^ 福山敏男『奈良朝寺院の研究』綜芸舍 1978年
  7. ^ 大津透『律令国家と隋唐文明』岩波書店〈岩波新書 新赤版 1827〉、2020年、p.144
  8. ^ 千手千眼陀羅尼経残巻』として1巻のみ現存。京都国立博物館蔵、国宝
  9. ^ 堀池春峰「奈良の頭塔について」『南都仏教史の研究〈下〉諸寺篇』 法蔵館 1982年
  10. ^ 史跡頭塔発掘調査報告 2001, p. 148.
  11. ^ 史跡頭塔発掘調査報告 2001, pp. 147–149.
  12. ^ 村井古道奈良坊目拙解』享保20年(1735年)
  13. ^ 奈良市史編集審議会編『奈良市史 社寺編』、吉川弘文館、1985、p.147


「玄昉」の続きの解説一覧

玄昉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/26 14:55 UTC 版)

平家物語の内容」の記事における「玄昉」の解説

奈良時代の玄昉僧正挿話。彼は藤原広嗣怨霊殺された。

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玄昉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/27 02:15 UTC 版)

眩人」の記事における「玄昉」の解説

遣唐使学問僧として参加したが、目下長安風俗街色事耽る日々を送る。他方帰国後の自分の有利を考慮し精力的に立ち回る

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玄昉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 07:52 UTC 版)

藤原宮子」の記事における「玄昉」の解説

前出の玄昉は、橘諸兄政権の際に吉備真備と共に権勢揮ったが、『元亨釈書』には玄昉が「藤室通ず」(藤原氏の妻と関係を持った)とあり、これは藤原宮子のことと思われる宮子との密通の話は『興福寺流記』『七大寺年表』『扶桑略記』などにもみえる。また『今昔物語集』『源平盛衰記』には、光明皇后密通し、それを藤原広嗣見咎められたことが乱の遠因になったとしている。もちろん、いずれも後世の公式ではない史料であり、信用する必然性乏しい。同様に権勢揮ったために妬まれ早くから破戒僧という話が流布していた道鏡混同され形跡みられる。玄昉の栄達妬まれたこと、さらには彼の没落と死去がこれらの話を作り出した、とも考えられるいずれにしても『続日本紀』によれば宮子36年間も「幽憂に沈んだ」のに、玄昉「法師一見」しただけでその悩み一気解消し長寿全うしたことになる。その理由として、頼富本宏は「在唐経験長い玄昉は、薬学的・医学的知識充分に持っていた可能性指摘しておきたい」と、何らかの投薬行った可能性指摘している。

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