猫又
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猫又、猫股(ねこまた)は、日本の民間伝承や古典の怪談、随筆などにあるネコの妖怪。大別して山の中にいる獣といわれるものと、人家で飼われているネコが年老いて化けるといわれるものの2種類がある[1]。
- ^ a b c d e 多田 2000, pp. 170–171
- ^ a b c d 笹間 1994, pp. 127–12
- ^ a b c 石川 1986, p. 696
- ^ a b 平岩 1992, pp. 36–66
- ^ 荻田安静編著 著「宿直草」、高田衛編・校中 編『江戸怪談集』 上、岩波書店〈岩波文庫〉、1989年(原著1677年)、121-124頁。ISBN 978-4-00-302571-0。
- ^ 編著者不詳 著「曾呂利物語」、高田衛編・校中 編『江戸怪談集』 中、岩波書店〈岩波文庫〉、1989年(原著1663年)、57-58頁。ISBN 978-4-00-302572-7。
- ^ 谷川健一『続 日本の地名』岩波書店〈岩波新書〉、1998年、146頁。ISBN 978-4-00-430559-0。
- ^ 日野巌『動物妖怪譚』 下、中央公論新社〈中公文庫〉、2006年(原著1926年)、158-159頁。ISBN 978-4-12-204792-1。
- ^ “ネコのうんちく”. カフェ にゃんまる. 2013年12月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年12月23日閲覧。
- ^ 佐野賢治他 著、桜井徳太郎 編『民間信仰辞典』東京堂出版、1980年、223頁。ISBN 978-4-490-10137-9。
- ^ 京極夏彦 著「妖怪の宴 妖怪の匣 第6回」、郡司聡他 編『怪』 vol.0029、角川書店〈カドカワムック〉、2010年、122頁。ISBN 978-4-04-885055-1。
- ^ Hartwell, Sarah (2001-2009). “Winged Cats, What are they?” (英語). Cat Resource Archive. Messybeast.com. 2010年4月26日閲覧。
- ^ a b c 古山他 2005, p. 155
- ^ 湯本豪一編著『続・妖怪図巻』国書刊行会、2006年、161-165頁。ISBN 978-4-336-04778-6。
- ^ 新紀元社編集部 編『真・女神転生悪魔事典』健部伸明監修、新紀元社〈Truth In Fantasy〉、2003年、94頁。ISBN 978-4-7753-0149-4。
- ^ 『世界の幻獣エンサイクロペディア』一条真也監修、講談社、2010年、194頁。ISBN 978-4-06-215952-4。
猫また
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「絶対城先輩の妖怪学講座」の記事における「猫また」の解説
猫妖怪の代表格で、化け猫の代名詞と言える怪異。猫又、猫股とも書く。文献での初出は13世紀初期に藤原定家が記した『明月記』とされ、名前が違うが特徴が類似する猫の化け物の記述はさらに古い『本朝世紀』1150年の記事にあり、『徒然草』でも名前が出ている。現代のイメージは尻尾が2つに分かれた猫で、喋ったり人を化かして災を為すものとされるが、これは江戸時代以降に定着したもの。古代から中世にかけての猫また像は、群れで行動する猫より明らかに大きい夜行性の獣で、不思議な力を使うことも尻尾が分かれていることもない。これは一説では、狂犬病を発症して山から降りてきた山犬だと考えられている。なお、尻尾の分かれた猫またが生まれたのは、名前の印象と、二尾の妖狐が本性だったという『玉藻前』の影響だとされる。
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猫また
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「水のともだちカッパーマン」の記事における「猫また」の解説
かつて河太郎に助けられた猫の妖怪。人間に化けることも可能で(ただし、尻尾はそのまま)、その姿は美少女。河太郎のことが好きで、河太郎と舞が仲良くするのが気に入らない。
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