江戸版
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 02:06 UTC 版)
隠居の所へやってきた八五郎。入ってくるなり酒を飲ませろとねだる。隠居は、人にごちそうしてもらいたかったらお世辞のひとつも言えなければいけない、例えば道で知人に出会ったら相手に年齢を尋ね、お若く見えるとおだてれば喜ばれるぞと諭す。仲間の竹に赤ん坊が生まれたので、祝いに行けば酒をおごってもらえると算段した八五郎が赤ん坊のほめ方を尋ねると、隠居はていねいに教えてくれる。八五郎は喜んで町に出ると、顔見知りの伊勢屋の番頭に出会い、さっそく褒めて酒をおごってもらおうとするが、とんちんかんな会話になってしまい、酒にありつけない。次に竹の所を訪れるが、いざ褒める段になるとまともな褒め言葉がまったく出てこない。最後の手段で赤ん坊の年を尋ねると、竹が「(数え年で)一つだ」と言うので「一つにしちゃあ大変お若い、どう見てもタダだ」。
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江戸版
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/02 09:06 UTC 版)
暇つぶしに隠居の所へ来た八五郎。話をしていると、そのうち話題が散髪屋の床の間にあった鶴の掛け軸の事になり、八五郎は「『鶴は日本の名鳥だ』って奴がいたけど、ありゃ何で名鳥なんですか?」と質問。すると、隠居は「日本の名木に『松』がある。松に鶴は良く似合う」と説明した。つい花札を連想しながらも、何とか話を理解した八五郎が、次に質問したのが鶴の由来。 すると隠居は、鶴が唐土から飛んで来た際、「雄が『つー』っと」、「雌が『るー』っと」飛んで来たために「つる」という名前になったと説明。それをジョークだと見切った八五郎は、その話を他のところで披露し、引っかかった相手を笑ってやろうと隠居の所を飛び出した。 しかし、余りにも慌てていたせいで話の内容を忘れてしまい失敗。隠居の所へ戻り、もう一度話をしてもらって再び臨むがまた失敗してしまう。サゲは八五郎が泣いて終わる。結末は同じ。サゲの泣き方を自然に演じられるかどうかが噺のポイントになる。
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