死霊都市・オルタス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/17 05:39 UTC 版)
「神さまのいない日曜日」の記事における「死霊都市・オルタス」の解説
キリコ・ズブレスカ 声 - 柿原徹也 アイたちが荒野で見つけた車の中で、袋の中に入っていた少年。オルタスの住民。オルタスの姫であるウッラに仕える。 死者のみが住人であるオルタスの在住でありながら、アイやスカーからは「生者」と判定される特異な存在。オルタスで使い走りの仕事を請け負っている。正体は「欠落五芒星(ラップスタ)」の5人のパーツを組み合わせて誕生した「生きている死者」であり、通常通り新陳代謝も行うのでほとんど生者と変わりがなく、墓守すらキリコを生者であると誤認する。その一方、厳密な分類としては「死者」なので、ウッラの異能を受けても死亡しない。墓守の埋葬を回避できる性質を生かし、主にオルタスの外周りを担当している。 いつしか形骸化したウッラへの偽装を今もなお続けている主犯格。当初は自我が希薄で命じられるままにそれを実行していたが、ウッラと触れ合う中で恋心が芽生えていき、破綻を恐れて生者と死者の定義が逆転している状態を継続するしかなくなった。 強攻(レックス) 声 - 浜田賢二 「欠落五芒星」の1人。オルタス門・特別外務官。左半身しかない男性の死者。 キリコには自分たち5人から独立して欲しいと願っている。オルタス上層部の命でキリコにウッラを騙すよう指示した張本人。 悪疫(ポックス) 声 - 森なな子 「欠落五芒星」の1人。オルタス城近衛隊・副隊長。左右の半身しかない女性の死者。 強攻と現れた際は右半身、紅雪と現れた際は左半身に位置が変わっており、2か所に身体を分けて存在している様子。 紅雪(ディーヴァ) 声 - 柚木涼香 「欠落五芒星」の1人。オルタス御殿医。右半身しかない女性の死者。 己の狂気にまみれた「本音」を自覚しているが、一度解放すれば縁者ごと確実に破滅するものと客観的な評価を下している。 故国(オリアス) 「欠落五芒星」の1人。男性の死者だが、首から下半分は節倹の肉体。地の文では「女男」と表記される。 妻を匿う場所を探していたユリーと親交を持った経緯がある。 節倹(ヴェルエラ) 「欠落五芒星」の1人。女性の死者だが、首から下半分は故国の肉体。地の文では「男女」と表記される。 ケラ・ヴェラ 声 - 岡田恵 学生寮の管理者兼料理人。味覚の鈍化した死者にも関わらず、料理の腕は高い。 ウッラの食事を用意する関係上、オルタスの人間としては比較的生者との接し方を把握している部類に入る。 シャッド・ワルズ(ライオン面の少年) 声 - 木村良平 オルタス在住の仮面職人。ライオンの面を被っており、アイからは「ライオンさん」と呼ばれている。素面を晒すことはないが、相手から見た仮面の微妙な陰影で感情を表現する。 口は悪いが何かと面倒見が良く、オルタスの勝手を知らないアイの世話を焼いていた。ウッラが不自由な現状を維持しているキリコとは反りが合わない。 9年前にオルタスに捨てられ、1年前の15歳の年齢でウッラと直に対面して死者となった。その際に異能のからくりは理解したが、キリコの偽装までは看破できていない。 ウッラ・エウレウス・ヘクマティカ 声 - 小松未可子 オルタスの姫。通称「コロシオハケ」。行政上の実権は無いが民衆から絶大な支持を得ており、アイは「本当の意味での権力を持っている」と評した。 普段は眼と肌を革紐で封じられ、会話も口頭ではなく筆談で行っている。異能の性質が剣呑極まるだけで年相応の精神であり、ごく普通の少女に過ぎない。 異能は「五感で接触した生者を即死させる」力。ウッラの肌に触れれば死に、視界に映れば死に、声を耳にすれば死ぬというこの力は、彼女自身の願いに由来するものではなく、母イマラの「全ての生者に死を」という願いを肯定したことで発現した異能である。 オルタス唯一の生者。オルタス首脳陣の意図によるキリコの偽装で、自身の異能は「死者に自身を生者だと誤認させる」ものではないかと思っていた。自身が「見た」人間に何か及ぼすことは察しており、それはキリコたちが必死に隠していることだとも感じていたが、死にゆく人々の解放された表情を見てそれ以上は追及せずに留めていた。アイと経緯が酷似していながら、世界の存り方を肯定したかしないかが大きく異なっている。 アイ達がオルタスから出て行ったあとの内部抗争の際に銃弾を受け、死亡していたことが第9巻にて明かされた。 セリカ・ヘクマティカ #主要人物を参照。
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第2巻の舞台。死者人口120万を数える世界最大の死霊都市。行き場を無くした死者たちが流れ着き、集まって作られた。
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