極限定理とは? わかりやすく解説

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極限定理 (ゲームのコアの)

読み方きょくげんていり
【英】:limit theorem on core

交換経済表現した市場ゲームにおいては, コアは非空であり, 競争均衡配分コア含まれる. このとき, 参加する個人増加(正確には, 初期保有財など特性が同じである個人を2倍, 3倍, \ldots \,複製)させたときに, コア競争均衡配分集合収束することが知られている. これをコアの極限定理と呼ぶ.

「OR事典」の他の用語
ゲーム理論:  最小コア  最後通牒ゲーム  最適反応  極限定理  標準形ゲーム  混合戦略  準配分

極限定理

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/04/18 07:09 UTC 版)

極限定理(きょくげんていり,: limit theorems)とは塑性変形における極限解析の基礎となる定理で、上界定理(じょうかいていり、Upper bound theorem)と下界定理(かかいていり、Lower bound theorem)がある。また、確率・統計学では、中央極限定理がある。中央極限定理の特別な場合が、Laplaceの極限定理(ラプラスの定理)である[1]


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  1. ^ 伏見康治「確率論及統計論」,1948 復刻版 1998 ISBN 978-4874720127 p.186


「極限定理」の続きの解説一覧

極限定理

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/04 08:20 UTC 版)

ポアソン分布」の記事における「極限定理」の解説

パラメータが n と p = λ/n である二項分布において、λ を一定保ったまま n を無限大近づけると、その分布は平均 λ のポアソン分布近づく。すなわち、 lim λ = n p , n → ∞ ( n k ) p k ( 1 − p ) n − k = λ k e − λ k ! {\displaystyle \lim _{\lambda =np,n\to \infty }{n \choose k}p^{k}(1-p)^{n-k}={\frac {\lambda ^{k}e^{-\lambda }}{k!}}} が成り立つ。これをポアソンの極限定理という。この定理の名は、数学者シメオン・ドニ・ポアソン1837年著書 "Recherches sur la probabilite des jugements" (Researches on the Probabilities)の中で結果与えたことに由来する。なお、この中で二項分布極限としてポアソン分布初め導出されている。 導出詳細次に示す。計算には、以下の関係式用いる。 lim n → ∞ ( 1 − λ n ) n = e − λ . {\displaystyle \lim _{n\to \infty }\left(1-{\frac {\lambda }{n}}\right)^{n}=e^{-\lambda }.} ここで p = λ/n とすると、 lim n → ∞ P ( X = k ) = lim n → ∞ ( n k ) p k ( 1 − p ) n − k = lim n → ∞ n ! ( n − k ) ! k ! ( λ n ) k ( 1 − λ n ) n − k = lim n → ∞ ( n n ) ( n − 1 n ) ( n − 2 n ) ⋯ ( n − k + 1 n ) ⏟ ( λ k k ! ) ⏟ ( 1 − λ n ) n ⏟ ( 1 − λ n ) − k ⏟ . {\displaystyle {\begin{aligned}\lim _{n\to \infty }P(X=k)&=\lim _{n\to \infty }{n \choose k}p^{k}(1-p)^{n-k}\\&=\lim _{n\to \infty }{n! \over (n-k)!k!}\left({\lambda \over n}\right)^{k}\left(1-{\lambda \over n}\right)^{n-k}\\&=\lim _{n\to \infty }\underbrace {\left({n \over n}\right)\left({n-1 \over n}\right)\left({n-2 \over n}\right)\cdots \left({n-k+1 \over n}\right)} \underbrace {\left({\lambda ^{k} \over k!}\right)} \underbrace {\left(1-{\lambda \over n}\right)^{n}} \underbrace {\left(1-{\lambda \over n}\right)^{-k}} .\end{aligned}}} n を無限大近づけると、4つ下波括弧のうち、最初下波括弧部分は 1 に近づく2番目の下波括弧部分には n が出現しないので、そのままである。3番目の下波括弧部分は e−λ に近づく最後下波括弧部分は 1 に近づく。 したがって極限存在し、 λ k e − λ k ! {\displaystyle {\lambda ^{k}e^{-\lambda } \over k!}} となる。

※この「極限定理」の解説は、「ポアソン分布」の解説の一部です。
「極限定理」を含む「ポアソン分布」の記事については、「ポアソン分布」の概要を参照ください。

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