東京染小紋
東京染小紋 |
とうきょうそめこもん |
染色品 |
着物地、羽織 |
小紋の始まりは室町時代に遡ることができますが、広く小紋が染められるようになったのは江戸時代になってからのことです。全国から集まる大名の裃(かみしも)の染めを行うようになり、産地が形成されました。 初めは武士だけの裃小紋でしたが、江戸時代中期には、町人文化の自由で粋な感覚を受け、庶民の間でも親しまれ、華やかに発展しました。小紋は、江戸時代には男女を問わず着られましたが、明治時代になると女性専用となりました。 |
東京都 |
昭和51年6月2日 |
小紋染に用いる型紙は、伊勢形紙が用いられ、熟練した技術者によって手彫りされています。東京染小紋は、長い伝統に培われた技術によって生み出され、その微妙な幾何学模様と、単色でも粋で格調高い趣を持つところに特徴があります。 |
小紋
東京染小紋
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/09 00:57 UTC 版)
江戸時代、諸大名が着用した裃の染めに由来する小紋。江戸時代に盛んになったが、室町時代からある小紋型染めに起源があるとされる。 現在は伝統柄で基本的には単色染め絹しか使わないという特徴の「江戸小紋」とそれに比べ自由な創作が特徴の「東京おしゃれ小紋」の二種に分類されている。 1974年(昭和49年)6月2日に通産大臣指定伝統的工芸品「東京染小紋」、1982年(昭和57年)12月24日に東京都知事指定工芸品「東京染小紋」に認定された。 主に、新宿区、世田谷区、練馬区に工場がある。
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