材質・形状
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/04/05 07:24 UTC 版)
液を流去する際に液面が見える必要があるので、分液漏斗は透明な素材で作られることが多く、ガラスで作成されることが多い。栓は本体と同じ素材で作成されていることが多いが、コックについてはガラス製のものもあるしテフロン製の場合もある。上部の栓は液体を投入しやすいように広口の栓になっている場合も多く、大抵の場合は回転により開閉可能な空気穴がついている。分液漏斗の胴体は球形に近いものと円錐状に下に長い物とがある。円錐状のものはスキーブ式分液漏斗とも呼ばれる。球形に近いものの方が振盪させた際に効率よく液を振り混ぜることで出来る。一方、スキーブ式は液を流去する際に残存する下層液の容量が小さいので、小型の分液漏斗に良く見られる形状である。分液漏斗を静置する際は、切り欠けのあるリングに分液漏斗の胴体を引っ掛けて置かれるのが普通である。
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材質・形状
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/06 17:03 UTC 版)
ジムロート冷却管は、立ち上がりからすぐに内径が3~4倍に太くなる直管の内部に、螺旋の冷却管が封入された形状をしている。通常はガラス製である。冷却管が螺旋状であるから溶媒蒸気との接触面積が大きく、効率的に蒸気を捕捉することができる。 冷却管の形状は螺旋を巻き下った後に、螺旋の中央の空間をまっすぐ上に立ち上がる形状になっている。したがってジムロートの冷却水は向流熱交換の観点から流し込む方向が決まっており、逆方向に冷却水を流すと効率的に蒸気を捕捉できなくなるので注意が必要である。 冷却効率の高いジムロート冷却器であるが、沸点が常温かそれ以下の液体は凝縮することは困難である。その場合はデュワー冷却器を使い、冷媒にドライアイス-アセトンないしは液体窒素を使って蒸気を捕集する必要がある。
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