木下ボクシングジム
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「はじめの一歩の登場人物」の記事における「木下ボクシングジム」の解説
真田 一機(さなだ かずき) 声 - 山寺宏一 元日本ジュニアフェザー級チャンピオン、元日本フェザー級1位。大病院の一人息子で医師志望の大学生という、異色の頭脳派ボクサー。自らの力を試すため、5度防衛した日本ジュニアフェザー級王座を返上、一歩の日本フェザー級タイトル初防衛戦の相手として名乗りをあげた。普段は理知的で物静かな色男。木下会長の娘・つぐみの遊び相手になる優しい面もある。医学生としても、留学の話が何度も上がるほど優秀である。 タイトルマッチに当たって鴨川会長の旧知である名伯楽・浜団吉の教えを乞い、初防衛戦の緊張感で動きの硬い一歩を、団吉直伝の「飛燕」「燕返し」と医学生ならではの人体知識や「触診」で追い詰める。最終的にダウンの応酬となる名勝負を繰り広げ、最後の余力を振り絞って繰り出した一歩のデンプシー・ロールを意地で耐えたかに見えた直後、意識を失ってダウン、5RKOで敗退した。試合後、自分の全力を尽せる相手と最後まで戦えた事に満足し、現役を引退する。生涯成績は16戦13勝9KO2敗1分。一歩戦以外の1敗はデビュー戦で付けられたもの。 引退後も、鷹村の眼疾病の疑いで悩んでいた一歩の相談を受け、ジムの後輩である唐沢のタイトルマッチのセコンドにつくなど、度々劇中に登場している。上述の通り人一倍人体について詳しいため、鷹村の眼疾病の疑いが上がった時は引退を勧めていた。 モデルは交通事故により23歳の若さでこの世を去った医師志望の元世界フェザー級チャンピオン、サルバドル・サンチェス[要出典]。得意技 飛燕(手首から先の捻りでパンチの軌道をトリッキーに変化させるジャブ) 燕返し(拳を縦にすることで、ガードをすり抜けるアッパー) 触診(殴ったグローブ越しに相手の体調を把握する) デンプシー・ロール破り(ウィービングの動作に入った瞬間に体ごとぶつかり、連打を封じる) 唐沢 拓三(からさわ たくぞう) 元フェザー級日本ランカー。真田の後輩。元全日本新人王のアウトボクサーで、そのレベルは非常に高い。 真田の引退以来沈んでいたジムに活気を戻そうと、一歩の6度目の防衛戦に挑戦。タイトルマッチに備え、ボディブローに耐えるための腹筋の強化とデンプシー・ロール対策を重点的に行ってきたが、想像を超える破壊力のリバーブローと、デンプシー・ロールを封印し基本に立ち返った一歩の対アウトボクサー戦法に完全に封じこめられ、ペースを乱し、コーナー脱出の定石である左フックをカウンターで狙い打たれ2RKOで敗北した。 その後A級トーナメントへ出場し、1回戦で板垣と対戦。一歩より速いタイムでのKO勝利を狙う板垣に対し、緩急を織り交ぜ深追いをしないベテランらしい試合運びと、板垣が右拳を傷めるアクシデントにより圧倒的優位に立つ。しかし、左を確実に叩き込むことだけに専念し集中力が激増した板垣の、姿を見失うほどの高速フットワークに翻弄され、無数の左ジャブを受け2RでKOされた。 板垣戦後、自分の理想としていたボクシングを板垣に体現され負けたことで、自分の実力の限界を悟り引退を決意。冴木のもとに引退の挨拶に訪れた時には、現役に対する未練を滲ませていた。 明るくすっきりした性格だが、ネガティブで考え過ぎる面もある。冴木とは友人関係にあたる。戦績は一歩戦後時点で15戦10勝6KO4敗1分。ランキングは一歩戦時で7位、最終順位は5位。得意技 デンプシー・ロール破り(沢村が用いたバックステップしてのカウンター) 木下ジム会長 声 - 戸谷公次
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