日本語以外の言語における外来語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/29 00:21 UTC 版)
「外来語」の記事における「日本語以外の言語における外来語」の解説
詳細は「借用語」を参照 外来語は、言語接触によって自然に起こる現象であり、多数の言葉が入り交じる地域ではむしろ当然のようにあらゆる言語から借用語として取り入れられている。 例えば、ノルマン・コンクエストでイングランドがノルマン人に支配されることによって多くのフランス語の単語が英語に取り入れられた。イスラム教徒に支配されたイベリア半島のスペイン語、ポルトガル語にはアラビア語やベルベル語から大量の単語が流入した。キリスト教徒によるレコンキスタ完了後はイベリア半島の言語純化運動が起こるものの、ポルトガル語ではアラビア語単語の追放に成功したが、スペイン語ではいまだに多くのアラビア語の単語がみられる。また、多くの民族が流入したタイのタイ語はその3分の2が外来語といわれている。 交通網、マスメディア、インターネットが発達した現在では、よほどの未開地の言語でもない限り、世界中のどの言語も外来語の影響を常に受け続ける環境にあるといえる。 しかし、自然に起こりうる外来語ではなく、外国への憧れや崇拝などによる外来語もある。例えば、アメリカでも英語本来の語彙があるのに、フランス語の単語を使用する例がある。これはフランスもしくはヨーロッパ文化をより高いものと観ているからと思われる。
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