新・轟天号とは? わかりやすく解説

轟天号

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/07 09:13 UTC 版)

轟天号(ごうてんごう)は、東宝の各種映像作品に登場する架空の兵器である。


注釈

  1. ^ 小松崎茂による設定画では、さらに魚雷サブロックも有することになっていたが[23]、これらは劇中ではほとんど使用されなかった。
  2. ^ 大きさについて、書籍『東宝特撮映画全史』では「4.5メートル、2メートル、1メートル、数十センチメートル」[1]、書籍『東宝特撮超兵器画報』『東宝編 日本特撮映画図鑑』では「4.5メートル、2メートル、1メートル、60センチメートル」[11][30]、書籍『ゴジラ画報』では「15尺・5尺・3尺・1尺」[2]、書籍『円谷英二特撮世界』では「5メートル、2メートル、1メートル」など4種類[31]、書籍『東宝特撮メカニック大全』では「16・6尺・1尺の3種類、またロケット型の3尺」[15]、書籍『キャラクター大全ゴジラ』では「最大のミニチュアは16尺、多用されたのは6尺」[17]と記述している。美術助手の井上泰幸は、最小サイズのものは約30センチメートルであったと証言している[1]
  3. ^ 電飾を担当した高木明法は、飯島周治郎によるベルト掛け旋盤での造型は他人には真似のできない精度であったことを証言している[32]
  4. ^ 電動時には、後部に電源ケーブルを接続する[1][31]
  5. ^ 書籍『ゴジラ画報』では、3尺サイズは使用されていないと記述している[2]
  6. ^ 書籍『ゴジラ大全集』では、「31メートル」と記述している[38]
  7. ^ 書籍『東宝特撮超兵器画報』では、「光速の99%」と記述している[37]
  8. ^ エーテル破壊爆弾を内蔵。
  9. ^ 資料によっては、名称をリボルバーミサイルと記述している[35]
  10. ^ 資料によっては、名称をドリルミサイルと記述している[35]
  11. ^ 同様の演出は、映画『ゴジラ』でのゴジラとスーパーXの対決シーンでも見られる[51]
  12. ^ 前者は1993年の時点で東宝特美倉庫に保管されているのが確認されていた[37][54]
  13. ^ 資料によっては、初代轟天号[56][57]旧轟天号[出典 18]と記述している。
  14. ^ 書籍によっては、轟天号(新)と記述している[67]
  15. ^ 発射の際、機体両側から回転する小型機械が射出されるがこれの詳細は不明。
  16. ^ 書籍『東宝SF特撮映画シリーズ SPECIAL EDITION GODZILLA FINAL WARS』では、FRP製と記述している[58]
  17. ^ 書籍によっては、轟天号[83]と記述している。
  18. ^ 他のラ級戦艦の主砲や核兵器の直撃を受けない限りは損傷しない。

出典

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出典(リンク)




新・轟天号

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轟天号」の記事における「新・轟天号」の解説

数十年前南極ゴジラ封印し大破した轟天号後継艦として開発建造され万能戦艦艦長ダグラス・ゴードン大佐先代同様に空・海地中での活動も可能で、最高潜水深度は6700メートル艦載機としてドッグファイター搭載している。 対マンダ戦で船体72%を損傷し修理ドック入りしていたためにX星人攻撃免れていた。その後人類存亡賭けた最終作戦「オペレーション・ファイナルウォーズ」を決行南極へと向かいガイガン攻撃遭いながらもゴジラ復活させ、各地怪獣たち戦わせつつゴジラ東京へ誘導東京では風間犠牲払ってX星人母船突入し殲滅せんめつ)を図るが、統制官企みにより妨害される。 だが、統制官との戦いの中で覚醒した尾崎統制官倒したことで敗北したX星人母船自爆始め、新・轟天号は母船爆発寸前退避成功カイザーギドラによってエネルギー吸収されゴジラ対し尾崎のカイザーエネルギーを利用したG粒子メーサー砲を照射してエネルギー補給援護するカイザーギドラ倒された後、人類怒り矛先向けたゴジラ放射熱線墜落し機能停止するが、間に割って入ったミニラゴジラ怒り鎮めそれ以上破壊免れたデザイン デザイン担当新川洋司。製作監修は政幸。 旧来の戦艦潜水艦組み合わせたようなデザインではなく『惑星大戦争』轟天ベースによりSF的なデザインになっているエンジンポッド部が轟天逆に下部分に付いているのが特徴初期脚本では、『惑星大戦争』轟天同様に側面リボルバーから艦載機発射する描写存在した側面から赤い光を発しており、光の当たる部分シルバーにして赤を目立たせている。 ドリルブレードがついたデザインとなっていたが、回転時の見栄え安定性の問題から造形時間費やされた。ミサイル発射口は手動開閉され、CGミサイル合成している。

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