カイザーギドラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/15 01:02 UTC 版)
カイザーギドラは、映画『ゴジラ FINAL WARS』に登場する架空の怪獣。本項目では、その前身であるモンスターXについても扱う。
注釈
- ^ 書籍によっては、宇宙怪獣[19]、宇宙隕石怪獣[出典 5]と記述している。
- ^ カイザーギドラに変貌する際には、これが伸びる。
- ^ DVDメニューによれば妖星ゴラス。作中当初に登場するゴラスは、いわゆる立体映像。
- ^ これらの戦いは、母船内での地球人とX星人の戦い、そして尾崎真一と統制官の一騎討ちと同時進行で描写されている。
- ^ 資料によっては、KAIZER GIDORAH[35]、KAIZER GHIDORAH[14]、KAISER GHIDORAH[36]と記述している。
- ^ 資料によっては、大魔獣[17]、超ドラゴン宇宙怪獣[18]と記述している。
- ^ 作中では一本背負投で投げ飛ばされたうえ、動けなくなっていたところを残った左側の首を踏み付けられたうえに蹴り飛ばされ、また何度も一本背負投げを受けていた。
- ^ 公開直前に発売された『てれびくん』2005年1月号でも、モンスターXがカイザーギドラに変化する直前のシーンまでしか掲載されていない[要ページ番号]。
出典
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- 1 カイザーギドラとは
- 2 カイザーギドラの概要
- 3 脚注
カイザーギドラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 00:04 UTC 版)
地球人によってX星人が全滅したあと、モンスターXがさらなる変身を遂げた姿。戦闘力はキングギドラをしのぐ。外骨格が外れ、3つの首が伸びて角が生えて4足歩行となり、翼が生じて体色が金色と黒色に変わる。3つの首から放つ反重力光線デストロイド・カイザーで標的を空中に舞い上げてそのまま地面に叩きつけるほか、左右の首を両腕代わりにして相手を押さえつける、3つの頭部すべてで噛み付くと同時にエネルギーを吸収するといった戦法を取り、相手を苦しめる。 設定によれば、モンスターXの外骨格はカイザーギドラとしての肉体を保護する反面、これを失うことでカイザーギドラの防御力はモンスターXとしてのそれよりもいくらか劣るとされている。[要出典] 頭の角の形状と生え方および首のひれの形状はそれぞれの首で違う。なお、モンスターXの額には三日月型の角があったが、変身後のそれに当たる中央の首にはそれがない(左の首の額に三日月型ではないが、そこから角が生えている)。また、キングギドラの首の根元は、左右が前の方に、中央が後ろの方に付く配置だったが、カイザーギドラは逆で、中央が前に付いている。設定では飛行も可能だが、翼はキングギドラやデスギドラよりも体の大きさに比べて小さい。 X星人の全滅と同時にモンスターXからカイザーギドラへの変身を遂げ、持ち前の巨躯と反重力光線デストロイド・カイザーを武器にゴジラを圧倒して噛みつき、エネルギーを吸収して戦闘不能に追い込む。しかし、尾崎が自身の超能力カイザーエネルギーを新・轟天号のメーサー砲に注入して発射したG粒子メーサー砲を浴びたゴジラは力を取り戻し、反撃に転じる。カイザーギドラは噛みつきを振りほどいたゴジラの至近からの放射熱線によって中央の首を吹き飛ばされたあと、左側の首が放った光線を右側の首を盾にされて誤爆し、右側の首も失う。その後、何度も一本背負投に遭って動かなくなったところを空中へ放り投げられ、バーニングGスパーク熱線によって宇宙空間まで吹き飛ばされた結果、爆発四散する。 名前はドイツ語で皇帝を意味する「Kaiser」から。ギドラ族の最上級怪獣として位置づけられており、キングギドラに似たフォルムをしている。劇中では、変身の前後とも名前を呼ばれない。 モンスターXについては劇場公開前に公表されていたが、カイザーギドラはその存在が秘密扱いとされており、劇場公開前の時点では写真などの資料は公開されていなかった。撮影時も関係者の見学は不可とされるなど、徹底していた。 スーツアクターは中川素州、小倉敏博(前後に2人が入る)。 デザインはキングギドラのアレンジ。造型はモンスターズが担当。造型の際に各部のバランスが調整されている。スーツは、安全性から3分割構造となっている。中に2人入る大型のスーツでありながら軽量であったとされる。ゴジラを踏みつけるシーンでは前脚部分だけ用いられた。頭部は1つの原型から作られた。スーツのほか、腕にはめる首だけのギニョールも用いられた。 撮影では多人数による操演を必要とする。操演を担当した鳴海聡は、カイザーギドラが走るシーンをきれいにできたことに感動したが、うまくいくとは想定されていなかったため、短いカットとなったことを惜しんでいる。 造形プロデューサーの若狭新一は、『モスラ3』でキングギドラの造形に数週間かかった経験から早い段階でキングギドラを制作し始めていたが、最終的にキングギドラではなくカイザーギドラが登場することとなり、このキングギドラの造形物は作業途中でお蔵入りとなった。
※この「カイザーギドラ」の解説は、「キングギドラ」の解説の一部です。
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