攻城兵の損傷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 14:56 UTC 版)
攻城側と同じく長弓やバリスタによる城壁上からの射撃、投石(投石器)や落石(石弓)、丸太を投下するなどにより攻城兵に損傷を与える。 糞尿・腐った卵・病死した動物の屍骸を城壁上から投げつけ、戦意喪失させる心理戦と伝染病の蔓延を兼ねる。楠木正成が城から糞尿をかけて攻撃したという説があるが、これは江戸時代に発生して流行した誤伝・俗説である。 捕虜に獲った敵の首や胴体を城壁上から投げ落とし、損傷と心理的挑発・ダメージを与える。 煮え湯・煮え油・煮え粥(麦粥や糊化した澱粉)を浴びせる、あるいはサリヤの火(シリアの火、あるいはギリシアの火)と呼ばれる噴霧式火炎放射器で火炎放射を城壁より射掛け、城壁に貼り付く攻城兵に火傷と転落を負わせる。
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