支給例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/24 03:46 UTC 版)
功田の支給の実態は、『続日本紀』の天平宝字元年(757年)12月9日条によって知ることができる。詳しくは以下のとおりである。※( )内は功田面積。 乙巳の変における功績大功 - 藤原鎌足(100町) 上功 - 佐伯古麻呂(40町6反) 古人大兄皇子の謀反における功績中功 - 笠志太留(20町) 壬申の乱における功績上功 - 尾張大隅(40町) 中功 - 村国小依(10町)、文禰麻呂・丸部君手(各8町)、文智徳(4町)、置始菟(5町) 中功 - 星川麻呂(4町)、坂上熊毛(6町)、黄文大伴(8町)、文成覚(4町) 大宝律令編纂の功績下功 - 下毛野古麻呂・調老人・伊吉博徳・伊余部馬養(各10町) 橘奈良麻呂の乱における功績上功 - 上道斐太都(20町) 遣唐使の功績下功 - 坂合部石敷(6町) 養老律令撰修の功績下功 - 大倭長岡・陽胡真身(各4町)、矢集虫麻呂・塩屋吉麻呂(各5町)、百済人成(4町) この他、奈良中期の政治実権を握った恵美押勝(藤原仲麻呂)、道鏡の天皇即位を阻止した和気清麻呂、平将門を討伐した藤原秀郷、平氏政権を確立した平清盛、その平氏政権を倒して鎌倉幕府を開いた源頼朝などが、その功績により功田を給与されたと記録に残されている。
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