後記説・別作者説
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この部分は後続する宇治十帖まで含めて年立が複雑に絡み合い、しばしば官位の矛盾とされるものなども指摘されることがあるなどの問題を抱えている。またこの部分は古い時代の源氏物語巻名目録ではしばしば現在のものとは異なる巻序で記されていることがある。このような理由から、この匂宮三帖全体または匂宮三帖に含まれる個々の巻についてはしばしば後記説や別作者説が唱えられている。
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後記説・別作者説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 13:51 UTC 版)
この巻では、薫が中納言に昇進するとともに、紅梅が大納言から右大臣に、夕霧が右大臣から左大臣にそれぞれ昇進しているにもかかわらずこれに続く巻では昇進以前の官名のままで呼ばれているといった官名の記述に矛盾があることや、54帖中唯一その冒頭において「後の大殿わたりにありける悪御達の、落ちとまり残れるが、問はず語りしおきたるは(後の大殿あたりにいたおしゃべりな女房たちで、死なずに生き残った者が、問わず語りに話しておいたのは)」と、「かつて髭黒や玉鬘に仕えていた女房である」と作中での語り手がその立場を明らかにしていることなど、いくつかの理由から後記説や別作者説が唱えられている。 但し、このような現象は構想上の問題として説明できるとして後記説や別作者説を否定する見解も存在する。
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