平面計画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 09:21 UTC 版)
同潤会アパートは階段室型のプランを基本とした(第2次世界大戦後の公団住宅でも多く採用されたプラン)。ただし、虎ノ門アパート、大塚女子アパート、江戸川アパート(5・6階の独身用)は中廊下型、代官山アパート(独身者棟)、東町アパートは片廊下型である。猿江裏町共同住宅では片廊下型が採用された。同住宅の設計に関わった中村寛(内務省技師)は片廊下型のプランについて、建設コスト、通風、採光の点で優れるが、プライバシーに難点があり、高級アパートメントには向かないが、労働者向けには適している、と述べている。
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平面計画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/14 03:16 UTC 版)
住宅においては、主に3つの空間に分割される。特に用語がないので仮に表現するが、「個人的な生活空間」、「共同的な生活空間」、「生活にともなう行為を行う空間」である。「個人的な生活空間」とは、「寝室」や「書斎」「子供部屋(子供室)」など、「共同的な生活空間」とは「居間」「客間」「食堂(食事室)」など、「生活にともなう行為を行う空間」とは「台所」(家事空間)「浴室」「便所」(生理・衛生空間)「玄関」「廊下」(交通空間)「押入れ」(収納空間)などである。 これらの機能は、居間と食事室を同じ部屋に組み合わせたり、空間を物理的に分割せずに1つの部屋に持たせることも可能であるが、条件の異なる生活行為を同じ空間に計画することは、それぞれの空間を充分にはたらかせるための最低条件として避けられている。例えば「食堂」の機能と「便所」の機能とを物理的障壁を一切設けずに一室で兼用させることは、衛生上の問題もあり、通常の住宅で計画されることは少ない。この条件を、寝ることと食べることが生活において相反する行為であることを引用して食寝分離という。 分割されたそれぞれの空間に、機能を持たせる際に重要となってくるものは、それぞれの機能同士の相関関係である。例えば「台所」と「食堂」は、調理から配膳という時間的に連続する家事行為の上にあるものであるから、強い相関関係にあるといえる。相関関係の強い機能同士では、空間的に近接ないし連続させれば、機能の効率を上げることができる。こうした生活上の動線も勘案しながら各空間に適切に機能を配分することが「間取り」の考え方といえる。
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