太閤記とは? わかりやすく解説

たいこう‐き〔タイカフ‐〕【太×閤記】

読み方:たいこうき

豊臣秀吉一代記総称寛永3年(1626)ごろ成立小瀬甫庵(おぜほあん)著「甫庵太閤記」22巻がその代表的なもの史料的価値の高い川角(かわすみ)三郎右衛門著「川角太閤記5巻のほかに、「絵本太閤記」「真書太閤記」が流布浄瑠璃には近松門左衛門の「本朝三国志」や近松らの「絵本太功記」、歌舞伎には4世鶴屋南北の「時桔梗出世請状(ときもききょうしゅっせうけじょう)」などがある。


太閤記

読み方:タイコウキ(taikouki)

近世豊臣秀吉一代記小瀬甫庵著。


太閤記

読み方:タイコウキ(taikouki)

初演 享保18.9(大坂岩井半四郎座)


太閤記

読み方:タイコウキ(taikouki)

作者 矢田挿雲

初出 大正14~昭和9年

ジャンル 小説


太閤記

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/25 14:41 UTC 版)

太閤記』(たいこうき)は、豊臣秀吉伝記に用いられる題名。太閤摂政関白経験者で、その子が同様に摂関となった者が称する号であるが、ここでは秀吉を指す。秀吉の伝記・一代記の総称として用いられるが、小瀬甫庵の著作である『太閤記』を指すこともある[1]。秀吉を中心とした人物を描いた戯曲作品は特に太閤記物という[2]


注釈

  1. ^ 1584年末森城の戦い小牧・長久手の戦いと関連して起きた戦闘であるが、秀吉自身は直接の関係はなく、物語構成上としては不自然。かつ挿入箇所が時系列を遡っている。

出典

  1. ^ "太閤記". 精選版日本国語大辞典、デジタル大辞泉、日本大百科全書(ニッポニカ)、山川日本史小辞典改訂新版、百科事典マイペディア、ブリタニカ国際大百科事典小項目事典、世界大百科事典第2版、旺文社日本史事典三訂版、デジタル大辞泉プラス、歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典. コトバンクより2023年10月25日閲覧
  2. ^ "太閤記物". 精選版日本国語大辞典、世界大百科事典第2版、世界大百科事典. コトバンクより2023年10月25日閲覧
  3. ^ a b c d 山下宏明. "太閤記". 日本大百科全書(ニッポニカ). コトバンクより2023年10月25日閲覧
  4. ^ "川角太閤記". 精選版日本国語大辞典、デジタル大辞泉. コトバンクより2023年10月25日閲覧
  5. ^ "真書太閤記". 精選版日本国語大辞典. コトバンクより2023年10月26日閲覧
  6. ^ 絵本太功記・夏祭浪花鑑|文化デジタルライブラリー”. 2023年10月28日閲覧。
  7. ^ 金時徳 2009, p. 209.
  8. ^ a b 金時徳 2009, p. 212.
  9. ^ 絵本太功記・夏祭浪花鑑|文化デジタルライブラリー”. 2023年10月28日閲覧。
  10. ^ 安富順. “歌舞伎用語案内”. 2023年10月26日閲覧。
  11. ^ 番組エピソード 大河ドラマ『太閤記』-NHKアーカイブス


「太閤記」の続きの解説一覧

太閤記

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/07 14:08 UTC 版)

矢田挿雲」の記事における「太閤記」の解説

代表作時代劇『太閤記』1925年大正14年)から1934年昭和9年)にかけて著され、1936年昭和11年)にはサイレント映画太閤記 藤吉郎出世飛躍の巻』として映画化された。なお、1970年昭和45年)には日本テレビ系列にて『青春太閤記』として放送された。

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「太閤記」を含む「矢田挿雲」の記事については、「矢田挿雲」の概要を参照ください。


太閤記

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/22 18:09 UTC 版)

太閤」の記事における「太閤記」の解説

豊臣秀吉一代記作品群『太閤記』呼ばれている。ただし、浄瑠璃歌舞伎など演劇では「太閤」の官職名を「大功」に代えて大功記』のタイトルにしている作品がある。

※この「太閤記」の解説は、「太閤」の解説の一部です。
「太閤記」を含む「太閤」の記事については、「太閤」の概要を参照ください。

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