ほ‐にゅう【哺乳】
哺乳
誕生してから離乳するまでの子牛を、哺乳牛または哺育牛と呼んでいます。この間、子牛にとって最も重要な栄養源で病原菌に対する免疫抗体を含む(初乳)をはじめ、液状飼料(全乳や代用乳)が与えられることになります。全乳は母牛のオッパイそのもの。代用乳は、子牛の栄養摂取を考えてつくられた人工乳のことをいいます。ちなみに、初乳とは、分娩後約1週間以内の乳のことです。 哺乳の方法には、大きく分けて自然哺乳と人工哺乳があります。自然哺乳は、自然の状態で母牛が母乳を子牛に授乳すること。人間と同じように母牛の乳首を子牛が直接口に含んで、たくさんの栄養をもらいますが、一般的なのは、液状飼料を哺乳器で与える人工哺乳です。 哺乳器には、バケツ、バケツにゴム製の哺乳口(乳首)を取り付けたもの、プラスチック製の哺乳ビンにゴム製の乳首をつけたものなどがあります。 子牛は、一度哺乳に慣れると、それ以外の方法に変えることがむずかしいので、最初からバケツで哺乳させる方法を取ることがあります。バケツ哺乳は、慣れるまで手間取ることが多いのですが、器具の洗浄が簡単で、汚染による危険性が少ないというメリットがあります。 酪農家が哺乳するときに、特に気をつけていることは、清潔な器具を使うこと、いつも決まった時間に一定の温度の液状飼料を与えることなどです。このほか、水と塩は子牛が自由に摂取できる環境にしてあげることも大切なポイントです。出典:「酪農大百科」 |
<ミルククラブ情報誌'2000 SUMMER vol.36より> |
授乳
(哺乳 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/30 10:23 UTC 版)
授乳(じゅにゅう)は、乳児に乳を飲ませること。母乳を直接与える場合と人工の乳(育児用ミルク。飼育されている動物では、その種用に調整された)を与える場合がある。 哺乳ともいう。
- ^ a b c d e “授乳・離乳の支援ガイド I 授乳編”. 厚生労働省. 2022年12月12日閲覧。
- ^ [1]、[2]
- ^ a b c “第3章 授乳・離乳の進め方”. 佐賀県. 2022年12月12日閲覧。
- ^ [3])
- ^ a b 五十嵐 勝朗「新生児・乳児の生理学」『医療』第61巻第4号、一般社団法人国立医療学会、2007年、235-239頁。
- ^ “授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)”. www.mhlw.go.jp. 2023年1月7日閲覧。
[続きの解説]
哺乳
「哺乳」の例文・使い方・用例・文例
- 鯨は哺乳類として分類される
- 鯨やイルカは哺乳動物である
- メスのウシアブは様々な哺乳類の血を吸う。
- 栄養価の高いブナの実は多くの哺乳動物の食糧として重要である。
- 脊椎動物は哺乳類の上位概念である。
- ヒトは哺乳類にあたります。
- クジラは魚ではなく哺乳動物です。
- それは哺乳類の中で一番大きい。
- それは、人間が哺乳動物であることに由来しています。
- コウモリって私たちと同じ哺乳動物なのです。
- 蝙蝠は鳥ではなく哺乳類だ。
- 馬が哺乳動物であると同様、鯨も哺乳動物である。
- 人類は高等哺乳動物である。
- 実のところ、いかなるスピードで移動するにせよ、北極熊は他のおおかたの哺乳動物の2倍のエネルギーを消費する。
- 鯨は哺乳類に分類される。
- 鯨は哺乳類である。
- 鯨は哺乳動物である。言い換えれば子に乳を与える。
- 鯨は最大の哺乳動物であることはよく知られている。
- 鯨は魚ではなくて哺乳類である。
- 鯨は海に住む巨大な哺乳類である。
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