口蓋化とは? わかりやすく解説

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こうがい‐か〔‐クワ〕【口蓋化】

読み方:こうがいか

音声学の用語。[i]のような前舌母音あるいはこれに類する[j]に近接する音が同化されて、前舌面硬口蓋近づく現象。キ[ki]の舌の位置がカ[ka]よりも前であることや、歴史的にタ行のチが[ti]から[tʃi]に変化したのがその一例


口蓋化

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口蓋化

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/26 08:02 UTC 版)

口蓋化(こうがいか、: palatalization)または硬口蓋化とは、子音調音点調音されると同時に、前舌面が硬口蓋に向かって盛り上がって近づく現象のことである。母音[i](イ)と調音器官の形が似ている。




「口蓋化」の続きの解説一覧

口蓋化

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/29 13:50 UTC 版)

ラテン語とルーマニア語の音韻の変化」の記事における「口蓋化」の解説

歯茎音 t, d, sが後続するi, j (二重母音je < [ɛ] < stressed eのj)を取り込んで口蓋化する。 ラテン testa> *[tɛsta] > *tjesta > *ţesta > ルーマニア ţeastă (頭) ラテン decem > *[dɛke] > *djeke > *dzeče > ルーマニア zece (十) ラテン servum > *[sɛrbu] > *sjerbu > ルーマニア şerb (奴隷) ラテン dīcō > *dziku > ルーマニア zic (言う)

※この「口蓋化」の解説は、「ラテン語とルーマニア語の音韻の変化」の解説の一部です。
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口蓋化

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/13 15:41 UTC 版)

スラヴ祖語」の記事における「口蓋化」の解説

第一次口蓋化 *i1, *ě1, *e, *ę, *ь の前で *k, *g, *x > *č, *ǯ, *š 次に ǯ が z の後ろを除くあらゆる位置で ž に変わる。 *i1, *ě1, *e, *ę, *ь の前で *kt, *gt > *tj (例は *kti の場合しか見られない). 第二次口蓋化 *i2, *ě2 の前で *k, *g, *x > *c, *ʒ, *s’ *s’ が方言ごとに s か š のどちらか合流する。 *ʒ がポーランド語以外で z に変わる。 また方言によっては*i2, *ě2 の前で *kv, *gv, *xv > *cv, *ʒv, *s’v になる。(西スラヴ語群では起きずおそらく東スラヴ語群でも起きないロシア語場合南スラヴ語群によるだろう)。 第二次口蓋化は古ロシア北部方言では起きなかったように思われる第三次口蓋化 前母音 (*i, *ь, *ě, *e, *ę) および*ьr (= *ŕ̥ )の後ろ母音の前で*k, *g, *x > *c, *ʒ, *s’ 第一次二次異なり時間をかけて生じた特定の単語地域ごとに異なり変化一貫しなかった。 口蓋化した形としていない形が並存する場合もあった (古代教会スラブ語 sikъ / sicь そのような) *ě, *e との後ろ生じた実例はなく *ŕ̥ の後ろ場合生じた例は古代教会スラヴ語限られる子音 + j *sj, *zj > *š, *ž *stj, *zdj > *šč, *žǯ *kj, *gj, *xj > *č, *ǯ, *š (後に*ǯ > *ž ) *skj, *zgj > *šč, *žǯ *tj, *dj保持され後に地域ごとに異な変化をする。 *rj, *lj, *njスラブ祖語時代までは保持されたが後に口蓋化し *ŕ, *ĺ, *ń になる。 *pj, *bj, *vj, *mjスラブ祖語時代までは保持されたが後に多く地域(西スラブは除く)で*pĺ, *bĺ, *vĺ, *mĺ になる。

※この「口蓋化」の解説は、「スラヴ祖語」の解説の一部です。
「口蓋化」を含む「スラヴ祖語」の記事については、「スラヴ祖語」の概要を参照ください。


口蓋化

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/21 00:11 UTC 版)

モンゴル祖語」の記事における「口蓋化」の解説

モンゴル祖語には *ti, *di という音節存在せず、*ci, *ji のみが音素配列論的に許されているが、一部言語では他の言語で *ci, *ji対応するはずの分節音が散発的にであるが *ti, *di予測できる形で観察される。このことから、*ti *di > *ci *ji という変化晩期モンゴル祖語想定することができる。

※この「口蓋化」の解説は、「モンゴル祖語」の解説の一部です。
「口蓋化」を含む「モンゴル祖語」の記事については、「モンゴル祖語」の概要を参照ください。

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