区画関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/03 23:22 UTC 版)
「クロックワーク・プラネット」の記事における「区画関係」の解説
区画(グリッド) 都市を分けている歯車の総称。日本では都道府県ごとに分けられている。1つの区画は直径数キロから数十キロに及ぶ。 区画の移動は容易ではないため、殆どの人が生まれた区画からは出ずに一生を終える。 東京は多重区画領域(マルチプル・グリッド)と呼ばれており、1つの都市を複数の区画に分けて構成している。 区画・京都 ナオト達が暮らしている区画で、日本でも有数の観光都市のひとつ。 地球が歯車に作り替えられた時、世界各国に遺されていた文化遺産は可能な限りそのままの状態で保存されている。その中でも京都はその保存数の多さで有名な都市となっている。 京都を代表する12箇所の観光スポットは全て時計塔としての役目を持っており、中身をごっそり時計仕掛けに入れ替えてある。 「京都計画的パージ未遂事件」と呼ばれる前代未聞の事件が発生した場所でもある。 区画・ネリュングリ ロシアに存在した区画の一つ。42年前の6月8日にパージが行われた。シベリアの南にあった区画。機能不全を起こしたが無人の区画であったため異常の発見までに時間が掛ってしまった。そのためシベリアの凍土が溶け、その水がバイカル湖に流れ込んだためバイカル湖は氾濫し周囲は水没、その影響は北東アジアにまで及んだ。現在シベリアはその気候を生かし世界有数のリゾート地として繁盛している。 区画・滋賀 日本に存在した区画の一つ。30年前にパージが行われた。突如大規模なそして致命的な障害が発生した滋賀に、当時の政府は緊急事態に基づく特別災害対策法案をスピード可決し修理に派遣された技師団の到着を待たずに強制パージに踏み切った。当然この行為は大きな問題となったが事後の調査が進むにつれ、対処が遅れていればその影響は西日本全ての区画に及んでいたことが判明、現在はやむを得ない苦渋の決断だったとされている。 ところが当時の滋賀では国際規定違反とされる電磁技術の研究が行われており、その実験の最中に大規模な電磁場が研究所から漏れ、都市機構に支障を来したのが原因で、強制パージも国際社会に国際規定違反が露呈するのを避けるため、そして証拠ごと処分するために行われたものだった。 歯車で再現する際滋賀は西日本一帯の水源都市として再現された。このためパージされたことが原因で隣の三重は気候が変わってしまい蒸し暑い日が続くようになった。パージされた滋賀の残骸は大深度地下層に残っている。 区画・三重 日本に存在する区画の一つ。区画・滋賀が沈んだことで陽が沈んでも蒸し暑い日が続いている。地下には抑止力としては桁外れの大きさの兵器が眠っている。 区画の中心は賑わっているが、郊外の一部のエリアは兵器の製作に必要な資材を時計塔などから持ち出したため、人が全くいないゴーストタウンと化している。 区画・秋葉原 多重区画領域・東京にある区画の一つ。通常時計台のメンテナンスや管理は軍が行っているが、数少ない例外として大学が技術研究のために時計台のメンテナンスや管理を行っている。 秋葉原テロ事件と二・八事変が起こった。 区画・桜田門 多重区画領域・東京にある区画の一つ。全国のコアタワーを束ねる天御柱(アメノミハシラ)が存在しそれを星宮家が管理している。八束脛を倒すために一時的にナオトたちが占拠した。
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