北海道での運行
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 07:43 UTC 版)
「THE ROYAL EXPRESS」の記事における「北海道での運行」の解説
北海道旅客鉄道(JR北海道)が企画し、東急、日本貨物鉄道(JR貨物)と東日本旅客鉄道(JR東日本)が協力する、北海道胆振東部地震の復興支援、道内各地の観光振興と地域活性化のための観光列車走行プロジェクトの一環として、THE ROYAL EXPRESSを北海道内で運転することが発表された。札幌駅から「帯広・十勝」「釧路・知床」「オホーツク・北見」「旭川・美瑛・富良野」の4エリアを3泊4日で巡るプランが設定され、2020年に運行を開始した。延期分も含む2020年分の運行には計1232名の応募があり、1回の運行につき平均8.2倍の当選倍率となった。 2021年運行分からは、一部の運行分において最大5組10名限定で「小樽」エリアにある「銀鱗荘」で前泊するプランが販売されている。 2022年運行分からは、2020年・2021年からの5回分の運行に加え、新たに「HOKKAIDO CRUISE LIMITED 〜壮大な大地を感じる美しさ煌めく旅〜」と題した新プランが3回分設定されている。こちらは通常プランでは訪れない阿寒湖や屈斜路湖に訪問するプランとなっている。 車両輸送はJR貨物が行い、現地での営業には1・4・5・6・8号車の5両に減車の上、電源車(東急電鉄所有・元々はJR東日本「リゾートエクスプレスゆう」用)を連結し、ディーゼル機関車(JR北海道所有・DE15形)2機が重連で牽引する。また、使用される電源車・ディーゼル機関車は水戸岡により、ディーゼル機関車はメインカラーを「橙・オレンジ」に、電源車はメインカラーを「『THE ROYAL EXPRESS』のロイヤルブルーとオレンジを粋につなぐ色」として、「白・ホワイト」にした塗装に変更された。 ディーゼル機関車(DE15) 電源車 マニ50 募集人員は1回につき15組30名で、北海道東部を列車とバス(「THE ROYAL EXPRESS」専用バスをじょうてつが運行)で移動する。また列車内の昼食では、地元4店舗の店主・料理長により、北海道ならではの地元の食材を中心に、新たに創作されたメニューが振る舞われる。行程の概略は以下の通り。 HOKKAIDO CRUISE TRAIN 1日目:JRタワーホテル日航札幌集合→札幌駅→(列車内昼食)→池田駅→(いけだワイン城特別観光)→(バス移動)→十勝川温泉第一ホテル豊洲亭 2日目:十勝川温泉第一ホテル豊洲亭(選択プランあり)→(バス移動)→釧路駅→(列車内昼食)→川湯温泉駅→(選択プラン)→川湯温泉駅→知床斜里駅→(バス移動)→(選択プラン)→(バス移動)→北こぶし知床ホテル&リゾート 3日目:北こぶし知床ホテル&リゾート→(バス移動)→知床斜里駅→北見駅→(選択プラン)→北見駅→(バス移動)→遠軽駅→(列車内昼食)→旭川駅→(バス移動)→富良野リゾートオリカ 4日目:富良野リゾートオリカ(選択プランあり)→(バス移動)→(美瑛(青い池)観光)→(バス移動)→旭川駅→(列車内昼食)→札幌駅→JRタワーホテル日航札幌解散→(希望者はバスで移動)→新千歳空港 HOKKAIDO CRUISE LIMITED 前泊プラン:小樽駅集合→(バス移動)→(選択プラン)→(バス移動)→銀鱗荘(翌日タクシーでJRタワーホテル日航へ移動) 1日目:JRタワーホテル日航札幌集合→札幌駅→(列車内昼食)→帯広駅→(バス移動)→十勝川温泉第一ホテル豊洲亭チェックイン→(バス移動)→しんむら牧場(夕食)→(バス移動)→十勝川温泉第一ホテル豊洲亭 2日目:十勝川温泉第一ホテル豊洲亭→(バス移動)→オーベルジュ SORA(昼食)→(バス移動)→(阿寒摩周国立公園観光)→(バス移動)→あかん鶴雅別荘 鄙の座 3日目:あかん鶴雅別荘 鄙の座→(バス移動)→北見駅→(列車内昼食)→遠軽駅→旭川駅→(バス移動)→富良野リゾートオリカ 4日目:富良野リゾートオリカ→(バス移動)→(美瑛観光)→(バス移動)→旭川駅→(列車内昼食)→札幌駅→JRタワーホテル日航札幌解散→(希望者はバスで移動)→新千歳空港
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